象に乗った。象をメコン川で洗った。エコリゾートに泊まった。

ラオスの旅は、結構盛りだくさんだった。
その中でも、托鉢と象とマーケットが印象的だった。

97f939e0.jpg

象のエコツアーを見つけたので参加してみた。
ジープで象のいるキャンプまで行く。
最初は、かごが着いている象に乗りましたが、それから象にそのまま乗せてもらいました。象使いの人が一緒に乗ってくれたり、そばにいてくれて入るものの、自分が象にのっているだ!という実感です。
現地の言葉で、パオというと前に動きだします。ハウと大きな声をだすと止まります。それにしても乗ってみると本当に大きい動物だと感じます。。

雨の中、ジェングルを1時間ほど回りました。
その後に近くの滝で泳いで、その夜はエコリゾートというコンセプトのバンガローに泊まりました。できるだけローカルの人たちと材料で作っていて、働いているひとたちも近くの人たち、できるだけ環境に優しいという考えのリゾートです。メコン川の支流を前にした素敵な宿です。

次の日の朝は、前の日にお世話になった象にまた乗って、川まで連れて行きます。泥川で象を洗うのですが、これはとても気持ち良さそう。

7557b5d7.jpg

天然のアジア象は、この50年くらいの間に絶滅するそうです。それを食い止めることはどうも不可能だそうです。
だから、人間と一緒に住んでいる象を、どう保護するかにかかっているそうです。
以前は、100万匹もいたらしいのですが、人間が殺したり、林業に酷使しあり、自然が急激になくなったりしたために今は、数千匹になってしまったそうです。
このキャンプにいる象は、林業での象の使用が禁止になって失業してしまった象たち。目の見えない象とか、かなり怪我をしている象などがいました。
象にとっては、こういう仕事は楽で、しかも適度な運動になるし、なにしろ沢山のえさが必要なので、この仕事なしでは生きていけないという状態だそうです。

それにしても、とにかく可愛い!
とても優しい感じがするのはなぜだろう。

たった1日半しか一緒にいなかったのに、なにか象の感情も感じられたような気持ちにもなった。

アフリカにサファリに行ったときにも象との忘れられない出会いがあったけれど、象はとにかく素敵な動物です。

メコン川の泥水でブラシでゴシゴシ洗ったときのなんともいえない感じは、ずうっと残る思い出になりました。象が満足してくれている感じがひしひしと伝わってきました。
洗っている僕らのほうが、心を洗われた感じです。

どこか托鉢と同じですね。あげているほうが、もっと大きなものを貰っている!
ここに幸せというものの何かが隠されているのではないだろうか!

36b09dab.jpg

Post to Twitter