2010.06.25

NYの友人のバークさんの写真展。

NYの友人のバークさんが家に泊まっている。

表参道画廊で、写真の個展を行いに来ている。彼は、フィラデルフィアのテンプル大学の教授だ。日本のテンプル大学の夏の講師も長年やっていた。奥さんは日本女性で、ダウンタウンでコムデギャルソンやヨージ専門のセカンドハンドのお店を昔していた、素敵な個性的な女性だ。

バークさんは、とても人なつっこくて、ヒョウキンだ。でも作品はとてももの静かで、モノトーンだ。

ここ数年、葉っぱを白黒で撮っている。彼は作曲家でもあるが、彼の音楽もモノトーンで怖いほど静かだ。

人間の性格というのは、そういう複雑なものかもしれない。

サッカーのシーズンだというのに、毎日、メイジャーベースボールをコンピュータで追いかけている。フィラデルフィアの熱狂的ファンだ。これもなんかアメリカ的だ。

日本食が大好きな、いつも黒い服で全身を包み。ベルトと靴は、いつも赤だ。今日のランチは、二人でイワシの塩焼き定食だった。

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2010.06.21

ばななさんとのQ&A

ばななさんのTaoZenスタジオでの朗読会での話の内容で、いろいろ考えさせられることがありました。その中から、いくつか。

もう10日以上も経ったのに、ばななさんが話してくれたちょっとした事が心の中でいろいろな形で動いています。彼女の意識の大きさを証明しているのだと思う。

「親というものは、子供にどうしても箱を作ってしまう。なんとか箱にはめないようにするのに、やはり無理なところがある。でもなんとか出来るだけ箱を作りたくない。」 全くそう思う。母親とか父親とかに限ったことではなく、人間同士で、そうだと思う。そして自分に向けてもそう思う。どんな箱を自分が作っているのかを常に自己検査して、それを壊しては、また作って、そういう作業の必要がある。

「日本は、死というものから何歩も遠いところで生きている。アルゼンチンでは、皆、もっと死というものに近く生きている実感があった。」アルゼンチンには、僕も10年くらい前に2週間ほど滞在した事がある。その時は、アルゼンチンが最悪の状態の時のひとつで、銀行が開いていたのが、たしか二日半だけだった。換金するのが大変だった。でも現地の人はそんなことは慣れていて平気だった。サッカーを見に行くにも、かなりの覚悟が必要だった。身の危険をひしひしと感じて出かけた。

NYでの僕の友人で亡命して来た人も何人もいる。確かに死ということや、社会の緊張感というものが身近にある。現代日本では、ほとんどそういうことを感じる機会もないようだ。生きるということは、死で支えられているところがある。

「明日、世界の終わりだと知っていても、相変わらずの生活をすると思う。お弁当を作って、普通の話をして、そういうことをすると思う。」

同感です。僕も、明日が最後の日だとしても、相変わらずに普通の瞑想をしたり、食べたり、友人と話をしたり、そういうことをすると思う。これが、どういうことを意味するかは分からないけど、僕は、いままでなんどもこういうことを言ってきた。その度に、?みたいな顔をされた。この日の、ばななさんがどういう意味を持って、こんなことを言ったのか、後で伺いたいと思う。

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2010.06.20

よしもとばななさんの朗読会

7日(月)にTaoZen表参道スタジオでよしもとばななさんの朗読会が行われました。

7時から、軽食とワイン。今回は45名の定員がすぐにいっぱいになった。床にヨガブロックで座ってもらいました。(ばななさんは、皆が床に座ってもらうなんて申し訳ないと何度も気を使っていらした。でも、僕らは瞑想の時や、ワークショップの時には床でやっているし、順子さんがいつでも綺麗にしてくれているし。皆そういうことを気にしないと思う。そこがTaoZenの皆の素晴らしいところでもある。状況に合わせてなんでもOKなところ。)

7時半くらいから、ばななさん、幻冬舍の石原正康さんも含めて、皆で瞑想。ちょっとほろ酔い加減の瞑想もなかなか乙なもの。しかも、ばななさんと一緒の瞑想というのは、大変貴重な経験だ。

それから、ばななさんが「不倫と南米」のいきさつなどを話してくれてから、朗読。普段の声よりも多少、小さくなって、ちょっとぼそぼそな感じで読まれるのがとても素敵。現代日本作家で世界的な人というと、村上春樹氏と彼女くらいかなと思うのですが、そういうばななさんが、こういう時にちょっと緊張なさるのが、とても素敵です。

石原さんのアルゼンチン・ギターとの絡みもなかなか味がある。大人の味です。

朗読の後に、皆からいろいろな質問を受けました。最初はなんか遠慮していた気配だったけど、なかなか終わらないくらいにいろんな質問が出てきました。不倫と南米について、小説について、結婚について、夢について、現代日本について、ばななさんもとても気楽に話してくれました。

最後に石原さんがギターで一曲。アルゼンチンギターというのはなかなか珍しい。(なぜか坂本龍一さんがサインしてくれたギターでしたが)

その後、皆で一緒に写真を撮ろうとしたのですが、自動タイマーのシャッターの使い方が良くわからなくって、大笑い。

ばななさんも、石原さんも、現代日本においてとてつもなく大切な方々だとつくづく思う。生きるということに対しての本当の応援をしてくれている。意識の上昇ということを実践していると思うのです。しかも、そういうことをあんまり気取らずにさらっと進めている風に(少なくとも表面は)している。そこが素敵だとも思うのです。

ばななさん!本当に有り難うございます。TaoZenの皆は、とっても幸せだったと確信します。

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