奈良旅行。修二会(お水取り)
東大寺の修二会(お水取り)を見に奈良に来ています。
修二会は、1200年以上も続く東大寺の法会の一つで、二月堂の外廊下を火のついた大きな、たいまつをもって僧侶が走るので有名です。
なにか日本をもっと知ることを意識的にやろうと思っているので、今回はこれを体験することにして、奈良にやってきました。
僕は、日本を出てから30年発つとはいえ、自分の国の歴史を知らな過ぎ。日本文化、伝統に疎過ぎる自分に恥ずかしいと思うことが多々あります。
NHKの画像とか、写真のイメージはあったのですが、実際に経験するのは、やはり違う。僕は、学者タイプの理解の仕方ではなく、実際にそこに言って見るとか経験するということを重要視してきました。
体験したり、実感してみたり、触ったりしてみないと、どうもピンとこないのです。
お水取りは、確かに素晴しい伝統に守られてきた、綺麗なものでした。
こういう伝統が千年いじょうも続くということは、凄い!!
でも、圧倒的な感じはしません。宗教行事なのになぜ所謂宗教体験みたいな感覚がないのだろうか?
インドや、チベットや、あるいはヨーロッパでも、身体が震えるような感じを受けた行事、祭りというのは、集まった人のほとんどが信じているわけです。少なくても心で、ときには身体も参加していたということに気がつきました。
ところが、ほとんどの日本の行事は、観光目的できていたり、見学をしにきているわけです。集まっている人、ほとんどが冷めているところがあるわけです。
僕ら、日本人が参加してる感じを共有できるものが、エンターテイメントだけになってしまったのだろうか?
それでは、ちょっと寂しいかなあって、今朝の瞑想の後で思いました。
他にもいろいろ考えさせられた奈良旅行だった。そのことについては、また次回に。