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「静かな所でしか瞑想ができないか?」「どんな所ででも瞑想は出来ます。」
「静かな所でしか瞑想ができないか?」「どんな所ででも瞑想は出来る。」
静かな落ち着いた気の良い場所で、瞑想。それは理想的かもしれません。でも必ずしも、そうである必要はありません。どんな所ででも出来ます。ぜひ、いろんな所で試してみてください。
大抵の瞑想の本には、静かで途中で邪魔が入らないような場所を選んで瞑想をしましょう。と書いています。僕も最初は確かに、そうしていたし、インドのアシュラムや、日本の禅堂や神社、ニューヨークの郊外の山の中で、自宅で行う時には電話などで邪魔がはいらないように注意して瞑想をしていました。でも、何十年もいろいろやってきて分かったことの一つは、どんな場所でも可能だということです。
ニューヨークの地下鉄は、本当に煩いのですが、この中での瞑想も格別なものです。坐っていても良いし、吊り革に捕まって行なう瞑想も乙なものです。
先日、ビューティ&ダイエットというコンベンションに招かれて、チネイザン(氣内蔵)と瞑想のワークショップをして欲しいということでした。気軽に承諾して行ってみたのですが、なんとコンベンションホールの真ん中に設置されたステージで行なうものでした。各ブースからは、様々なセールスの声や音楽がなり、特別に区切りもなく、人がなんだ、なにやっているんだと興味深くギョロギョロみながら歩いているわけです。参加者の方々は、まさかこの騒音の中で、人が動く中でも瞑想をするとは思っていなかったのではないかと思います。きっと瞑想と呼吸法の説明を受けると思っていたのかもしれません。でも、僕はさて、ここでやってみましょうと瞑想を皆で試みました。結構、上手に行きました。参加者の中には、瞑想の経験者も初めての方もいらっしゃいました。「こんなところで、こんなに瞑想ができたんだから、静かな所だったら、もっと上手に簡単にできますね」と喜んでくれました。
僕は、「そうとは限りません。回りが煩いから、自分の中が静かに感じたわけです。これでとても静かな所にいくと、自分の中の騒音が気になるかもしれませんよ。」と答えました。ほどほどに煩いところというのは、結構集中できたり静かになったりするものです。僕は本を読んだり、原稿を書くのはカフェのほうが進んだりします。
「途中で子供が邪魔をしたり、電話がきたり、家族が話かけたり、落ち着く場所も時間もありません。」と言う方も沢山いらっしゃいます。それでもぜひやってください。邪魔されても、すぐに瞑想に戻る訓練にもなります。邪魔が入らない人生なんてなかなかないものでしょ。それにいつ邪魔がはいるかと思うと、瞬間に集中して瞑想にはいろうとするはずです。
とても煩くって、集中できない時のちょっとした方法もあります。ニューヨークで借りていたスタジオは、静かな所もありましたが、車の音が煩い場所もありました。(まあ、とにかく煩い都市です、ニューヨークは。)カリブで行なった時には、海岸で波の音が凄いところでした。波の音に関しては、誰も文句をいいませんでした。山奥で合宿した時には、大変なハリケーンがきて強風が熱帯雨林を騒がせた夜もありました。この音にも誰も文句を言いませんでした。車の音に関しては、皆文句を言っていました。「車だと思わないとどうですか?今日の海は荒れているなあ、くらいに思ってみましょうか」
どんな所でも瞑想はできます。いろんな所でいろんな時間に、瞑想を試してみて下さい。瞑想がカラーフルになってきます。今はやりのパワースポットでも、あるいは陰気なところでも。瞑想で有名な洞窟などにもいくつも行ってみましたが、そうとう陰気な感じでしたよ。日常的な所でも、非日常的な所でも。楽しく創造力いっぱいで瞑想をして欲しいと願っています。
オランダの瞑想の友人、ラウレンスは優秀なビジネス・コンサルタントで、ピアノの名人。
どこの国に行っても、いろんな人にお世話になっています。それに図々しいのか、ほとんど友人の家に泊めてもらったりしています。
オランダでは、ラウレンスとナンダのご夫妻の家に泊めてもらいました。と言ってももともと学校だったので、僕が寝泊まりしたのは学校の教室後。
ラウレンスとは、なかなか気があうというか、やろうとしようとしていることが同じ方向、しかもユーモアのセンスがかなり似ているのが嬉しい。
ただ、僕と違って彼は、天才肌。
ビジネス・コーチングやコンサルタントも自分で構築したメソッドで有名になりました。現在は、現代心理学と、タオの哲学などを融合したテストを融合した総合人間テストを作り出して、ビジネスやコーチングに使っています。大変に効果があり、数多くのコンサルタントも教育しています。Master Yourself !というこのメソッドを、今、英語ででも行なうように進めています。その際には、僕も早速、試してみる事になっています。
音楽にもかなりの傾倒していて、素晴らしいスピーカーを自分で設計している。(ちなみに暖炉も自分の設計で、煙突が上になくて下にある。そうすると壁全体が暖かくなるという。)リブングルームにはグランドピアノが置いてあるのですが、この腕もなかなか。ところが彼は、音符は全く読めない。指の使い方も自己流。
最初はとにかく一曲だけを自分で魅けるようにしたそうです。かなり時間がかかったけれど、一曲をマスターしてから、あとはどんどん適当に進めて来たそうです。インプロビゼーションも、どんどん行なうのですが、というよりはほとんどが自分で作った曲の様子。それがなかなか素晴らしい。
こういうことを怖がらずに行なうのは、凄いなあと思う。
TaoZenとMaster Yourselfが融合して、もっともっといろんな人に利用してもらえるようになったら良いと思っています。今回のオランダのワークショップは、その最初のトライアルでした。
ムリムトとシーレ。
ウィーンでは、どうしても見たいものは、クリムトとシーレだった。
時間があんまり無いのが分かっていたので、最初の日に一人でベルベデーレ宮殿にあるオーストリア美術館に電車ででかけて、とにかくグスタフ・クリムトの接吻を見た。実際の絵を見た事が無かったので、ぜひ観たかった。
ワークショップが終わった次の日には、生徒数人と一緒に街の中にあるレオポルト美術館にエゴン・シーレを観に行った。
二人とも19世紀末に活躍したウィーン分離派の代表的な画家。。1918年に、クリムトは56歳で、シーレは28歳で、亡くなった。
よくどっちのアートが好きか?と聞かれるけど。僕は、実際に見るまでは、絶対にシーレが好きだと思っていた。しかし、実際に二人の多くの作品を同時に見てみると、僕はクリムトのほうが僕にあっているんだと思った。あの金箔のギラギラ感と様式感が嫌だよなあっと思っていたけど、実際に鑑賞させてもらったら、凄く気に入ってしまった。クリムトのエロティックな世界がピンと来たのかもしれない。シーレの自己破壊的な美は、僕が20代だったら、絶対シーラ派だろうなあって感じた。
でも、一緒に行ったウーリさんは80歳なのにシーラのほうが好きだと言っていたから歳とは関係ないなあ。このウーリはジュネーブから列車で参加してくれた。すっかり仲良くなった。20年も杖がないと歩けなかったらしい、タバコも一日5箱もしていたらしいけれど、この10年ですっかり元気になって、今は一人でどこにでも行っている。僕の尊敬するフェルデンクライス先生もよく自宅に来ていたと言う。旦那様は、85歳で原子力の研究者としては、有名らしい。今度、できたらお家に伺って、じっくり話を伺いたいと思っている。
ウィーンという街は、19世紀のころには、文化的にも、経済的にも、素晴らしく活発だったのだろう。建築や家具も、音楽も、哲学も、素晴らしかった。
街には、そのころの雰囲気がいっぱいだ。パリやローマとは違う、ロマンチックな街だと思った。美しい女性も多いし、ぜひまた来たい街だ。











