マスター・リーが帰った。
マスター・リーのワークショップは、とても内容の濃いものになった。グループは残念ながら小さかったけれど、今まで、僕がでた彼のワークショップの中でも、一番内容の濃いものだったと思った。
マスター・リーも、「とても楽しかった。いいグループだった。また来るよ。」と言ってくれた。僕は、いままで、NYで何度も彼のワークショップを企画してきた。沢山の人が集まったりしたけれど、今回はとてもリラックスしていて、内容の濃いものになった。
漢字の言葉で説明したことも、彼も我々もイメージがつかめて楽しかった。
月曜には、二人で、また新しい太極拳のフォームを作り上げた。新しいと言っても、楊式の太極拳をもっと実用的にしたものだ。二人で子供のように興奮をして何時間も、ああでもない、こうでもないと言って、出来上がった。マスター・リーもこの型を自分の道場で教えようと決めたくらいの上出来。
僕が、もっと深く習得して、4月にもう一度、マスターリーに確認してもらってから、皆に公開しようと思っている。
初心者には、最適な太極拳になりそうだ。
月曜の夜は、瞑想と懇談会をした。「中天一気」という瞑想を皆に教えて、瞑想。その後に、皆でお寿司をいただきながら、1983年に彼が主演ででていたカンフー映画「武林士」を見た。僕がインターネットで探し出したもので、なんとか当日に郵送で届いたもの。
最初は、「時間がないから、今回は見なくてもいいよ。やめよう」と自分が言っていたのに、いざ、DVDを見始めたら、食事を忘れて、リモコンをいじっていた。しかも早送りに、巻き戻し。
さっきまで、高尚な話をしていたのに、まったく悪ガキのように夢中。
まあ、僕がそういうヤンチャなところがあるのも(と皆がいうんだよなあ、僕自信は本当は、そう思っていないだけど)仕様がないなあ。先生が、こうだからなあ。
最後に、皆、まるくなって座ってから終わろうとしたら、またスイッチがはいって、観音気功のことで熱弁。
家にかえったら、残りのお寿司を一人で食べていた。やはり、きちんと食べないでDVDに集中しちゃったんだ。
とても素敵な72歳です!
皆が、気功の事を習っただけでなく、なにか、もっと深いものが心に刻み込まれた事を信じている。そのために、招待したのだから。