ビートルズのいたマハリシ・ヨーギーのアシュラムに、僕も居たんだっけ。(その1)


ビートルズが来たアシュラム。懐かしい。
ビートルズが来たアシュラム。懐かしい。
猿だ! 僕には猿が瞑想の大敵だった。
猿だ!
僕には猿が瞑想の大敵だった。

結構いろいろ過去のことを忘れて生きているものです。あるいは、僕が特にそうなのかもしれない。

今行なっていることだってその場のことで精一杯なところがある。何処で誰と?とか問われると認識していないことが多いかもしれない。記憶力の悪さもあって、過去のことを忘れていると言うわけではないけれど、回路が繋がっていない感じがする。

しかし、その場所に行ったり、その人と会ったりすると、思い出というか情報が湧き出て来ることがある。

***

40年前に、リシケッシュでは、マハリシュ・マヘーシュ・ヨーギーのアシュラムにも居た。そこで瞑想のイニシエーションを受けた。

そもそもは、インドに行けさえすればどこででもヨガの修行ができると簡単に思って行ったのに、今のようにヨガが一般的でなくヨガのアシュラムにはなかなかたどり着けなかった。ふと思い出した。

「そうだビートルズは、どこかに瞑想を習いに行ったんだ。」

そして、僕は日本でビートルズ・シネ・クラブという数万人も会員がいたファンクラブの会長を引き受けていたことがある。二代目の会長をいうことになっている。実は僕自身はビートルズは大好きだけれど、熱狂的なファンというわけではなかったのだけれど、尊敬する先輩から引き受けた形だった。(この話は、またいつか)

シバナンダのアシュラムからは、船でガンジス川を渡って、しばらく歩いたところに、そのアシュラムはあった。

ビートルズが、夫婦やらガールフレンドやら友人など60名も連れてきてしばらく滞在したアシュラムがここだ。

かなり前に閉鎖していて入ることが出来なかった。

普段はなにかすこしお金を渡すといれてくれるガードの人がいるらしいけれど、今は地方選挙中ということでそれはできないようだ。どこの国も不思議なことがある。

入り口には、確かに面影がある。中をちょっと覗くと猿がいた。

そうだった。がいて、嫌だった。動物は大好きだけれど、僕は猿とかヒヒとかには弱い。

瞑想をする洞窟みたいなものがあったけれど、そこに猿がでてきて悪戯をするので僕はその洞窟では殆ど瞑想をしなかった。

時々、一人で歩いて街にでるには山の中を降りて、川を渡し船で渡って、それから馬車で行かなければいけなかった。

その行き帰りの道でも一番嫌だったのは猿だった。

大きな綺麗な庭が中にはあった。それがなにかフラワーチャイルドの雰囲気だったけれど、今は間違いなく廃墟だろう。

猿の庭園になっているのかなあ。

(続く)

 

 

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