チネイザンとの出会い。30年ほど前のNYで。

最近、チネイザン(氣内蔵セラピー)と言ってもなんとなく聞いたことがあると言ってくれる人が、

日本でも増えてきています。嬉しい限りです。10年前には、全く知られていなかったのが現状。

僕がチネイザンと出会ったのは、30年くらい前のニューヨークでした。

僕のタオの先生のマンタック・チア老師(と言ってもその当時は30代後半だったと思う)とすでに何年にも渡ってタオの瞑想や気功を学びながら、インストラクターとしても一緒に現代的に体系を作り上げてきていました。

毎年夏にはニューヨークの郊外のウッドストックからまたさらに奥に入ったビッグインディアというところでリトリートを行なっていました。

時々、初めての課題で一週間行うのですが、その年には「チネイザン」というヒーリングを教えるということでした。

まあ、初めての内容の場合には人も集まらないし、内容も未完成、でもそこに未完成ならではの魅力と発見があることもあった。時には全くのディザスター(失敗とか混乱)の時もあったけれど。それも楽しいと思えた。

というわけで何も知らずに、第一回目のチネイザンに参加してみました。

他人に触るということも、施術を仕事として行うというイメージは全くのゼロ。

とにかくチア先生をサポートしたいということがモチベーションでした。

しかも他の内容はすでに何度か取っていたので、このチネイザンだけが新しかった。

最初の時には、予想どおり教え方も内容もなんか取り止めもない感じでした。

でも、内臓と心、そして実際に触って触られての「触れ合い」ということに深く感じ入るものがあったのを覚えています。

そして2年目の夏にも参加して、いつのまにか3度も同じリトリートを受けることになったのでした。

それでも、僕自身はチネイザンを誰かにするというよりは自分の興味で学んでいました。

それが今のようにチネイザンが僕の生き方に深く関わるようになったか、

他人にも施術として行うようになったか、そして教えるようになったかは、

次回に書きたいと思います。

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