続けるということ。ココロがウンといってくれること。

僕の生徒で、いつもニコニコしていて、とても素敵な50歳代の女性がいます。

彼女にはとても素敵な守護霊が守ってくれています。(こういう話はまた,いつか)
でも、おそらく小さい時から、身体が弱くて、いまでも、いろいろ内臓の問題があります。

なんども、僕のクラスで、気功やら、呼吸法やら、太極拳を習おうとなさります。
それなのに、大体、2回目くらいから、仕事が、とか飼っている猫が、とか、お客様がとか、いろいろな理由で続きません。

僕自身、3日坊主のチャンピョンなので、気にならないでいたのですが、今回は、強く感じたことがありました。
こうやって、身体と心に、さあ、やるよ、と元気づけて、希望をもたせておいて、すぐに辞めてしまうことを何度もこの方はやってきたんじゃないだろうか。
そうすると身体も心も、ああ、またか!やっぱり本当は大切にされていないんだなあって感じてしまっているのでは。
だから、今回も太極拳にいらっしゃると言ってたのに初日からオヤスミ、来週は駄目だけど、再来週は来ますと仰っている。でも5週間のプログラムでいきなり3回目に来ても、身体も心も、やっぱり無理だと確信をするだけではないだろうか。

身体もココロも、本来とても強いものです。自信を持たせて、信頼の関係があったら、大変なパワーを出してくれるはずです。
それを、少しずつ無視してくると、身体とココロがストライキを起こしたり、本当に諦めたりしたりします。

子供にディズニーに連れて行くよと、何回も約束して、なんどもいろいろ理由をつけれ辞めてしまっているようなもの。これがなんども続くともう子供は行きたくもないし、ディズニーも嫌いになってしまう。ディズニーだったら良いけど、本当に大切なことだと困ってしまう。

だからといって、とにかく頑張って続けろと言うわけではありません。
なにがなんでも続けるというのは、ココロや身体の言うことを無視していることも、良くあります。子供が下痢をしていて、熱もあるのに、無理やりディズニーに連れて行ってもねえ。あるいは、もうディズニーなんか嫌で六本木に行きたいのに、昔好きだといってからといって、親は行きたくないけど我慢していこうといわれてもねえ。

身体とココロと、自分がある程度の信頼感とユーモアのある楽しい関係がいいのだと思います。

この方の旦那さまも、同様のパターンがあります。糖尿病がとても進んでいるのに、無理をしている、ほとんど何もしないで悪くなるのを待っているようなところがある。まるで身体よ、お前は何処まで我慢が出来るんだと虐めているようなところもあります。でも、身体も心も相当強いですからね、そんなに簡単には諦めないですよね。

無理をしていても、身体とココロに感謝をしていて、人間沙汰ではないようなスタミナをしめしている人もいます。

僕は、この方が、何でもいいのですが、一度、身体とココロが納得いくところまで、やっていただきたいなあと願っています。
そしたら、もっともっと内からでるパワーがみなぎってきて、今の問題なんかほとんど治っちゃうのになあって思うのです。
僕が出来ることは、いつでも手を広げて歓迎すること、無理やりに押し付けないこと。かなあと思っています。でも、きっと気がついてくれると思っています。

長くなってしまいましたが、とにかく小さなことでもいい。身体とココロにいいことを、結果を期待しないで楽しく続けてみるということで出てくるパワーを大切にしたいなあと深く感じています。

途中サボっても、いい。とにかく変化がおきるまで、ココロの変化がおきるまでやってみることが、大切だなあっと感じています。

僕は自分ひとりの49日行を始めたばかり。
49日というのには、そういう意味があるんだななと思っていました。
下手でも、なんでもいい、自分のココロが‘ウン’と頷いてくれたら、そこにはマジカルパワーが潜んでいると思います。

お百度参りや、お茶断ちだって、そういうことなんでしょうね。

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