真向法の長井先生のことを思い出しながら、、
- 2007.11.13
- ニューヨーク・ライフ
- TaoZen, 太極拳
真向法という健康法というか養生法というか、ご存知の方もおおいと思います。簡単な4つのヨガのような動きをするもので、政治家などの中で、とても流行った健康法です。
僕が大学生のときに、当時、真向法の代表だった長井はるか先生のもとで習いました。
長井先生は、なんか腹の出来た、たのもしい方という感じの方だった記憶があります。
真向法、そのものより、長井先生の暖かい人柄の印象が、いまでも強く残っています。
野口体操の野口三千三先生も、大変に素敵な方でした。
お二人とも、なにか普通のところにはいらっしゃらない、もう一つ次元が違うところにいた感じの方でした。
僕は若いときに、こうした素晴しい先生に出会えたことが、とてもラッキーだった。 と、今、しみじみと思います。
他にもたくさんの先生と出会うことが出来ました。
今、思うと、当時は、どんなに貴重な人たちだったか、全くわからずに会っていました。
でも、彼らの心というか、暖かさというか、大きさというか、そういうものが、今でも伝わっています。やはり凄い人たちだったんだなあと
今ころになって、感じています。
そう思いながら、真向法をしてみました。
太極拳を教えてくれた楊名時先生も、大変な方でした。本当に優しい穏やかな大地のようか方でした。
こういう方たちが亡くなってしまった、今、まだ生きている偉大な先生たちを、もっと大切にしないとなあって、ふと思って、ちょっと寂しくなりました。
テクニックでは、ないんですね大切なものは。人間です。人間がなにか圧倒的に大切で、見えないもの、説明できないものを伝えて、そしてそれを発達していくのでしょうね。
今夜は、太極拳をオープンセンターで教えながら、素晴しいものを教得ていただいたものだと、自分で感動しながら、やっていました。
その気持ちが多少でも通じたのかと思います。ちょっと涙を浮かべながら、ゆっくり太極拳を学んでくれていた方が何人かいました。
有り難いことです。