念願のミッシャル・ブラ(Michel Bras)で食べてきました。

今回のフランスは、ヨーロッパのタオゼンのスタートということと、ミッシェル・ブラというレストランに行くということがキーポイントでした。タオゼンのヨーロッパでのスタートということに関しては、何回か教えたことはありますが、もっと定期的にヨーロッパでもやろう、生きてみようという願いの始まりです。このことは、また別の機会にお話もできると思います。

とにかく食べることから!
ミッシェル・ブラという3星のレストランは、本当に田舎のど真ん中にあって、食材の味を生かす独自のスタイルをもつことで有名なところ。
7月のテーブルを取るのに4月下旬にNYから電話をして、それでもようやく、取れたというくらいでした。

middle of nowhereという表現がありますが、本当にそうでした。
パリからTGVで3時間かけてモンペリエという街にいって、そこでレンタカーして、それでくねくねの道をドライブして、3時間かなあ。
GPS(ナビ)を付けてもらったものの、それでも大変でした。
ようやく着いた。 laguioleという(僕はフランス語が全く駄目で、この場所の発音を何回かトライしたものの、どう発音するのか不明でした)ナイフで有名な田舎町から、もうちょっと足を延ばしたところでした。

周りは見渡す限り農場と野原。
そこにあるモダンでシンプルな建物が、このミッシャル・ブラ。ここに泊まって、それで食事をするというのが、コースです。

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最初は、なんか物足りない感じのモダンな建物ですが、これが僕にはなかなかピーンと来てしまった。でも一番、素晴しいと思ったのは、ガーデンでした。一見雑草と野の花が自由に咲いていると感じる庭ですが、これが相当計算されていて、その技が見えないくらいに心配りがある。
実は料理よりも、サービスよりも、宿よりも、僕は、この庭に至って感動したということが、後日分かったのです。こういう、はじめは気がつかないけど、素晴しいと後で思えるものって、僕は素敵だなあって思うんです。味わいが後で分かるみたいなものっていい。

肝心の食事は、もちろん素晴しい。得に野菜の味が一つ一つ感じるようになっているのが素晴しい。葉っぱ一つ一つが味わいがあった。5162be8c.jpg

10皿くらいくるのですが、どれも美味しいし、食材が引き立っていた。まあ、値段のほうも引き立っていたけどね。

それにしても、こんなわざわざ来ないといけないところで、昼も夜もテーブルがいっぱいになるということが凄い。殆どの人がフランス人でしたが、他のヨーロッパ人もいました。
キッチンも見せてもらったけど、ピッカピカでした。

朝ごはんも、フレッシュにベーキングしたパンや、ローカルのチーズなど、満足です。

こういう贅沢は、年に数回出来たらいいなあって思った。

サミットがあった洞爺湖にブラが世界でたった一つ支店をだしているのですが、そちらも美味しいのでしょうねえ。いつか行ってみたい。

今回のフランスの旅では、いろいろな食をした。
そこで感じたことがあります。
それは、また明日にでも、

今日は、とにかくミッシェル・ブラの美味しい、洗練された食事の香を送りたいと思います。
もう10日くらいたったのに、僕の舌には、その時の食の感触が残っています。

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         ローカルのチーズのセレクションも凄かった。デザートも美味しかったけど、残念ながら、食いしん坊が先立って写真を取るのを忘れました。   
 
***
ああ、さて、今日は久しぶりに、NYのごってりバーガーでも楽しもうかなあ。僕はパンはバンではなくライトーストにしてもらうんです。

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