NYのクラスで、実感すること。

長年住んでいるNYですが、最近は段々とこのNYで過ごす時間が少なくなってきています。
TaoZenのベースを日本にしながら、ヨーロッパや、アジアなどにも広めたいと決意したからです。いままでは、マーケティングの仕事や、香水の仕事などもしながらでしたが、今はTaoZenにできるだけ集中して生きていいくと決めたからです。

でもやはりNYは、僕が大人になってから(なってるかなあ??)のほとんどの時間を過ごしてきた街です。僕はここにいると外人な訳ですが、それでもやはり血肉になっているというか、いろんなことがこの街と一緒になっているんだなあと思う事があります。
でも日本に2ヶ月、NYに一ヶ月半、みたいな生活をしていると、NYでも、東京でも気がつくことが沢山あります。

しかも移動する度に違うことを感じるのは、面白い。

今回NYにもどって感じることは、多様性ということです。
本当にいろんな人たちが、普通にいるということ。
夕べのTaoZenの禅堂でのクラスは、動けないほどの人が集まりました。
リトリートでもそうですが、本当にいろんな人たちが、何気なく集まって、みんな仲良くやっている。これが、ここに住んでいると特別感じなかったわけですが、東京の生活から戻ってくるとビックリさせられます。
国だけでも、イタリア、コロンビア、台湾、日本、ブルガリア、オランダ、ロシア、プエルトリコ、イラン、インド、南アフリカ。職業も、年齢も、環境も、本当に様々です。
東京で変わっている人生というのが、ここでは、とても平凡な生活になってしまう。国を捨ててきた人、離婚をなんどもしてきた人、職業も何度も変えてきた人。そういう人たちが、普通にニコニコして一緒に生きている。この街の力はそういうところにあるんだなあと実感しました。

日本には、いっぱい素晴らしいことがあります。
でも、世界を感じることとか、違う常識ということとか、違う生活というものを実感することが少ない感じがします。

今、グローバルである意味で危機、ある意味では変化のチャンスです。そういう時に、経済的には第二の国ということになっている日本が、なにをしようとしているのか?なにか自分たちだけのことを考えている感じがします。

それでは、世界がついてきません。
リーダーシップということが、どういうことか、僕は最近よく考えます。
よくわからないけれど、やはりもっともっと積極的に世界を考えて行動していく必要があると思います。

僕は、今はいろんな所に移動できるラッキーな所に自分を置いています。
この間に沢山のことを吸収しておかないといけないなあと実感してきています。

日本のTVの内容には、本当に心が痛む事が多かった。TVだからいいと言っていられません。深層心理に入ってきますから。

こういうことも、どこかで皆が感じているのだと思っています。TaoZenに集まってきてくれている意識には、こういう深層心理もあるのではないかと信じています。
僕らはなにが出来るか分かりません。でもなにかと感じて、なにかをしていきたいと願っているのだと思うのです。
これは東京でもNYでも、パリでも同じ気持ちです。

瞑想を通じての静かな行動を、大きな変化を、信じています。

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