ハイチの音楽と河。

ハイチからのニュースが、どんどん辛くなってきています。
援助したくても、空港や港の整備も追いつかない状態のようです。
ハイチは、もとはフランス領でしたが、ラテンアメリカでの最初に独立した国でした。

先日も書きましたが、日本からは遠い国のような気がしますが、僕にとっては心的には遠い国ではありません。

一つの島をドミニカ共和国と分けていますが、ドミニカ共和国はスペイン語国、ハイチは、クリオールというフランス語の方言のような言葉です。
僕は、クレオールの音感が大好き。ハイチの音楽も大好き。といっても最近聞いてなかったなあって、思った。聞く音楽も自分なりに流行がありますよね。

ハイチの音楽では、タブ・コンボや、マス・コンボ、ワイクリフ・ジーンなどをよく聞いていた。SOB というNYのライブハウスでもよく聞きにいって、踊っていた時期もあった。

あの軽いリズムを、クレオールの音感が心地よかった。
それと同時になにか、ヴードゥーな感じもあって、好きだ。

あのリズムは、こんな悲惨な状況でも聞こえてくるのだろうか?
マドンナや、ブラピなども多額な寄付を送ったらしい。
僕は、自分の毎日の瞑想の中のすこしでも良いから、、自分以外の幸せのために捧げる事を今年の一つのテーマにすることを年末に決めています。
ここ数日は、漠然としたものではなく、ハイチの子供たちに祈っています。

先日、僕が10年くらい前に訪れた村の話をしましたが、ハイチとドミニカ共和国との国境にある河のことを思いました。
その河の名前は覚えていませんが、国境といっても、本当に歩いて渡れるような浅い狭い泥河でした。そこに木で作られた簡単な2メートルくらいの橋とゲートがあったのですが、それが国境でした。

その河は、つい最近までは、深くって水の流れも急で、歩いて渡るなんていることは出来なかったそうです。しかし、レインフォーレスト(熱帯森林)がリ壊さ れた結果、洪水がおおくなってしまって、なんども土砂が崩れてしまい、歩いてわたれるような小さな河になってしまったと言っていました。
それを少しでも食い止めるために、植林をしようということで、クリスマスの時にオレンジの木を植えに行きました。

一見、自然被害と思われることも、実は人災だったりすることも多くあります。

僕には、実際にはなにも出来ませんが、思いと祈りだけは、届けたい。
そう思うと、あの時にみた明るい子供たち、おんぼろなトラックの荷台にいっぱいのってきた子供たちの嬉しそうな瞳と、明るいコンボのリズムが、心に響きます。

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