半分外人のたわ言#3 フライト・アテンダントのお辞儀。

日本の飛行機に乗ると降りるときにフライト・アテンダント(といってもほとんど全員スチュワーデスだけど)が皆お辞儀をする。

これは、日本では普通のことらしい。とても丁寧にお辞儀をしてくれる。それに僕は、なんかいちいちお辞儀を返す。

数年前にNYの友人6人くらいで日本旅行をしたことがある。国内線の時に、僕がなぜか一番後ろのほうの席だったので最後に降りてきた。そしたら、僕の友人たちが降り口で待っていて、大笑いをしていた。

「なんだい?」

「皆でマサヒロがステューワーデスにお辞儀をするか声をかけるかを賭けていたんだ。全員、マサヒロはお辞儀をするだったんだけど、やはりしたんだよ。」

「?」日本人は、ほとんどスチュワーデスのお辞儀を見ないで、あるいは見ないふりをしてさっさと降りてくるらしい。それで、僕は半分外人だから、きっと挨拶したりするぞ。というのが彼らのゲームだった。

その飛行機では、降りてくるお客さんの中で、僕だけがお辞儀をかえして、しかもなにやら、声をかけていたらしい。

最初は、なんじゃ、俺が女性に興味がある!ってことを賭けていたのかと思ったけど。違っていたデパートでもお客様に丁寧にお辞儀をするにも、僕はなんとなくお辞儀を返していた。日本ではお客様はお辞儀をしてもらうのが当たり前で、それにいちいち反応していたんでは、無駄な感じなんだと思う。NYでは、挨拶されることが少ないけど、挨拶をされたらなにやら返すのが当たり前。

僕は、今回、秋田に出かけた国内線でもお辞儀をしながら、なにか声を返していた自分に気がついて、ちょっと恥ずかしかった。

これって単にしきたりの違いだけど、恥ずかしがらずに堂々とお礼を返そうっと、思った。

でも、ホテルとかでいちいちお辞儀に返事をしていたら、ロビーで時間がかかりすぎ。ちょっとやりすぎじゃないかなあ。

とんでもなくビックリは、百貨店の終わりの時間。あんなに列になってお辞儀をされると、なんか悪いことをしたみたいに感じてしまう。

それでもお辞儀の返事はしようっと。

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