FIAC: パリ最大のコンテンポラリー・アート・ショウ
今回のパリは、TaoZenのワークショプが5日間。
それに、FIACを見る事が目的です。FIACは、Foire Internationale D’Art Contemporainとかいう名前の現代アートの最大のショウ。フランスだけではなく、世界中のギャラリーから出店されるフランスでも最大のアートショウ。グランパレを中心に、ルーブルの庭園やいろいろな所で毎年10月に開催されます。
グランパレは、1900年万博の為に作られた展示会場で、シャネルのショウなどにも使われるのでも有名。丸いガラスの天井が素晴らしい。そのてっぺんにフランスの国旗がいつもなびいているのも、なにかとてもフランス。日本ではなかなか、こういう所に日の丸を立てないだろうなあ。
一つの場所で、こんなに沢山のギャラリーを見る事ができるのは、とても嬉しいけれど、かなりの体力と気力が必要。全部をさらっと見るだけで、半日以上はかかてしまいました。それぞれのアートからの刺激が、強いので、心の体力というか気力も必要。
印象としては、比較的穏やかな現代アートが多かった。日本のアーティストでは、Takashi Murakamiと Yayoi Kusamaが見つかった。アジアでは韓国のアーティストのほうが目立っている感じがしました。現在の社会状況、様々な政治問題や経済問題、そして自然の変化などを考えると、もっともっとアートも刺激的なものが出てくるのではないかと期待しています。アートも社会と一緒に動いているものだと思います。
アートそのものよりも印象の強かったのが、集まっている人たちでした。ファッションも、表情も、ユニークで素敵な人たちが目立ちました。僕は、いろんな所で人を観察するのが趣味。パリやニューヨークの街並でピープル・ウォチングするよりも、FIACのカフェでいろんな人たちを見ているほうが面白かった。