Hey Jude ! ビートルズ・ファンクラブの思い出。
- 2012.07.29
- その他
ロンドンオリンピックの開会式を、観音気功のワークショップに出かける前にTVで観た。
偶然、観たという感じ。TVを先月購入したので、オリンピックでも見たいなあと思って、朝スイッチオンしてみた。
ちょうど、エリザベス女王が開会の宣言をしたところ。86歳ということだけれど、元気そうだった。女王になられてから60年。大変だよなあ。
ポール・マッカートニーがヘイジュードを歌う。彼は70歳。
ポールが、英国のシンボルになっているのも、なんか考え深い。元ビートルズ・ファンクラブの会長だった僕としては、考え深い。
ビートルズは、どこか反体制なところがあって欲しいけれど、、。ジョンが生きていたらどうだったろうか?
へい・ジュードには、特に思い出がある。僕が大学生の時に、ポールの来日許可が出なくなってコンサートがキャンセルになったことがあった。
その数ヶ月前には、ローリングストーンの来日がやはりドラッグの問題でキャンセルになっていた。ローリング・ストーンズのファンクラブはなにもしなかった。僕の尊敬する浜田さんが始めたビートルズ・シネマ・ファンクラブは、ビートルズのファンとしてなにかするべきではないかと言うことになった。
浜田さんが、もう歳だから、「大内、お前会長としてやってくれないか?」ということでなんとなくなった会長役。
早速、抗議の署名を集めた。渋谷駅などで集めると、どんどん集まる。ファンクラブにもどんどん、いろんなハガキが集まってくる。どうやって探したのかは分からないけれど、僕のアパートまで、ファンの女の子が大泣きの電話が止まらない。
集まった署名を持って、外務省まで出かけた。そして、スポーツ新聞などやテレビの取材も受けた。今考えてみると、こういうことは、浜田さんがアレンジしていたのか、EMI がアレンジしていたんだと思うけど。
まあ、それで、どうも口任せでデモをすることになった。別にポールを来日させろというのではなく、僕たちは、どうも納得いかないよ、ということと、ポールに僕たちは、けっして黙っているだけではないよ、ということを示したいという気持ちだった。
皆で歌を歌って、キャンドルを持って、とにかく会場から日比谷まで行進しようと言うことになった。皆で歌える歌となると、断然「Hey Jude」だ。
会場からは、ポールに電話口でなにか一言話をしたことを覚えている。これは絶対にEMIがアレンジしてくれたことは間違いない。
その後、会場から、皆でキャンドルの入った紙コップをもって、ヘイ・ジュードを合唱しながらの行進。
僕は、この歌は好きな歌ではないけれど、なにしろ合唱しやすい。ラーラララララーラ、というところをどんなに長くやっても良いしね。
だから、今回もこの曲をオリンピックが選んだのだろうか?
この行進については、僕特有のおかしなエピソードもあるので、それは次回に。
そして、ずうと後で、ポールと会ったことも。
70歳のポールが、それなりに格好よかったのにはホッとした。