ヨガのメッカ、ガンジス川の上流の街。思いで深いリシケッシュ。

Rishikesh, northern India こうして見るとあんまり変わってない感じかなあ。

Rishikesh, northern India
こうして見るとあんまり変わってない感じかなあ。

リシケッシュに、40年ぶりに戻った。

考え深いものがあって、実はなんどかブログにも書き始めたけれど、表現できなくてアップせずにいた。

ヒマラヤ山脈から流れるガンジス川が、ここで1つになって広大なインド平野に、そしてついにはインド洋まで流れることになる。

ガンジス川は、尊敬の意も含めて「ガンガー」を呼ばれるけれど、ここのガンガーは水も透き通っていて流れも早い。バラナシやカルカッタでみるガンガーとは趣がまったく違う。

そのガンガーだけは、40年前と同じ、川でお祈りをしている様子も同じだけど、他のことは驚くほど違っていた。驚くと言う言葉も、悲しいという言葉も、哀愁を感じたというのでもなく、なんだか不思議な想い。

こういう時は、僕が詩人だったら良いなあと思う。というか毎日のように思う。詩人だったらと。

でも本当は心の奥で、僕は自分は詩人だと思う所があるんです。ただ、言葉を使うこともできない詩人で、音も使えない音楽家だけど。

とにかく、40年前には、リシケッシには、車も殆どなく移動は馬車だった。

ところが今は車やモーターサイクルやオートリキシャが、大変な騒音とともに忙しく、走り回っている。

ガンジーを渡るには渡し船しかなかったのに、今は2つも橋がある。といっても1つは人とバイクしか通れないけれど。

とにかく感慨ふかく、目的もなく、ブラブラ歩いてみた。

僕が修行をした2つのアシュラムは、今はどうなっているんだろう、良くお世話になったレストランは?なぜか無料でしばらく泊めてもらったコッテッジはまだあるのだろうか?

でも面影があるような無いような。

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Puja by the Ganga
Ganga Aarti by the Ganga

気がついたらガンガアールティと呼ばれるセレモニーの中に坐っていた。お祈りをして、灯籠を流す。

夕方から夜になって、沢山のインド人の中に溶け込んでいたら、本当になにか故郷に帰って来たような不思議な気持ちになっていた。

消化しきれないものが沢山。今夜はスタッフの使うバスに乗ってアナンダスパに帰って来た。

数日後には休みを貰っているので、ゆっくり来てみようと思う。

40年前、なぜ僕はここに来たのかは、はっきりしていた。

今回は、なんのために来たのだろうか?心の奥では分かっているようだ。でも、表面ではまだ分かっていない。ワクワクするものが、そこにはある。

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