プラド美術館。エル・グレコと近代絵画。
- 2014.09.27
- その他
オランダでの太極拳のワークショップを終え, スペインのマドリッドに来た。
ここでは、ジャーナリスト向けのミニワークショップと、テレビ番組への出演のために来た。
これは、南スペインにある“Sha Wellness “というウエルネスリゾートとのプロモーションのためだ。
びっしりのスケジュールの中、なんとかプラド美術館に足を向けることができた。
10年以上前に、マドリッドに来た時にもプラドには行ったけれど、もう一度、ゴヤの「裸のマハ」とボッスの「快楽の園」を見たいと思った。
街で、1人でイベリコ豚のサンドイッチを食べてから行ってみた。
まずは、この特別展をみた。 エル・グレコのような宗教画には、僕は最近までは全く興味がなかったけれど、この数年はなぜか興味がある。
イタリアに続けて行くようになってからだと思う。ある意味で、キリスト教の絵画には偏見があったと思う。
そうは言っても、やはり現代美術のほうに、そして抽象画のほうに興味があるのは確かだ。
それは、僕には分かりやすいからだと思う。現代美術のほうが、普段の僕のものの考え方や見方に近いのだろうと思う。
期待もしなかった、この特別展だったけれど、かなり興味深かった。
エル・グレコについては、数点の有名な絵しか知らなかったと思っていたけれど、 彼の作品がピカソ、セザンヌ、モデリアーニ、ディエゴ・リベラ、シャガール、そしてジャクソン・ポッラックまでに強い影響を与えていたとは、 ビックリ。
エル・グレコの作品とともに、近代美術の巨匠の数々の作品を並べている。
美術に関して、特に教育を受けたわけでもない僕だけれど、美術館に行くのは大好きだ。
僕にとっては、ある種の瞑想でもあり、呼吸でもある。
目に見えるもの以上のなにかとの繋がりだと感じる。
この展覧会は、10月までプラドでやっている。もし機会があったら、ぜひお勧めだ。
ここ後に、いろいろ世界を回る企画展かもしれない。 要、注目です。