壮大な命のネットワークを実感する「五世代瞑想」

1月11日に『五世代瞑想』を表参道タオゼンスタジオで行いました。

何か怪しい響きの名前かもしれないけれど、とても大切なものを取り上げている瞑想方法です。

僕は瞑想の大きな部分を「本来の自分をできるだけ自由に生きるためのプラクティス」と考えています。

10代の時に学んだ仏教、その後インドで学んだ瞑想、本山博先生に学んだ瞑想、僕の瞑想訓練の根底にはカルマとか転生という考えに流れていました。

では、僕はそれを信じているかというとそうでもないんです。却って信じていない方だと思います。

このことについては、勉強したのではなく、あるはっきりした考えが僕にはありますが、それはまたいつかの機会に。(今回のワークショップでは、この質問が出たので、お答えしましたが。)

五世代瞑想は、命の壮大なネットワークを感じること、そして今自分のあるところを大きく俯瞰してみるところに一つの大きな意義があります。

また、実際に自分の五世代遡るのですが、不思議に自由にイメージが膨らんでいくのです。そして、いろんな意味で振り返ってみることで、様々な発見があります。

その中には、不条理なこともあり、素晴らしいことも隠されています。

実際に具体的に知らないと思っていたことも、実は結構、顕在意識でも潜在意識でも知っている感じがするのも不思議です。

僕たちは、姿かたちだけを引き継いでいるのはなく、感情の癖やら、情報やら、ほとんどすべてのものを引き受けて生まれてきています。

多くの祖先の中には、どうしても忘れられなければいけなかった人たちや、都合で様子を変更されてしまった人などが沢山います。そういう方々に心を寄せるだけで、大変な力が湧いてくることが多くあります。

そして、未来への世代にも、想いを広げてみます。

このワークショップは、今回日本では始めて行ってみました。プライベートセッション以外では、今までは、英語ででしかこのワークショップとしては行ったことしかありませんでした。

僕にとっても、今回は多くの発見がありました。日本人として、あるいは、2016年を生きる一人として、気づかせてくれることが多くありました。今、それを咀嚼しているところかなあと感じています。

普段のワークショップと特に違うのは、すべてがプロセスであって結論がないこと、学ぶべきメソッドがないことです。

そういう意味では本当のワークショップです。自分たちで気がつくかどうかにかかってきます。深い自主性が必要ということです。しかも、このような作業は一人ではできなくて、グループでしかできないものです。

そして、すぐにその影響が出る時もありますが、じっくりと味わいが出てくるような瞑想ワークショップだと感じています。

毎回行う事に、違った展開をするのも、このワークショップの醍醐味です。

 

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*この「五世代瞑想」は、すぐに定員一杯になり、キャンセル待ちの方もいらしたので、急遽、この2月6日(土)に追加ワークショップを行うことにしました。興味のある方は、ぜひ参加ください。

 

 

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