世界中の人たちが応援、今、心が繋がっています。それを無駄にしたくない。
今、本当に沢山の人が、世界中の人が応援してくれている。世界中の心は、日本に向けて祈ってくれています。
これは確かです。僕のところにも沢山のメールが届いています。僕の故郷のニューヨークは勿論、全米、ヨーロッパ、アジア、中近東、アフリカ、キューバ、なかには、この人誰だっけという人からも。facebookも今まではほとんどやってなかったのに、沢山の人から応援の言葉がきている。皆が一緒になっている。
今回の災害は、僕たちの問題だけではありません。これから、人類がどういう方向に向かっていくのか、そしてどうやって対処していくのか、そういう大きな問題が関わってきています。
エネルギーの問題、自然と人間の文化の問題など、大きな課題を僕らは、今、一挙に負っています。
僕は2001年の多発テロ事件の時に、ニュアンスは違うけれど、同じような経験をしました。地球上のほとんどの人がニューヨーカーになって応援してくれていました。今の東京の状況よりも、この世界からの同一感を強く感じる事ができました。それは、きっと人種の坩堝に毎日生活しているからかもしれないし、TVなどのメディアの取り扱い方の違いからかもしれない。とにかく実感として、強く感じていた。ニューヨークの街の中では、星条旗を掲げたり、愛国心に訴える人はいなかった。とにかく皆が心を一つにしていた。ニューヨーカーであることが誇りに思えた。TVで、テキサスとか当事者でない人たちが星条旗を掲げているのが不思議だった。いったいあの人たちは、何だろうと。
ところが、せっかく心が繋がったことが変な方向に使われてしまった。ブッシュ大統領が、後で変な形で愛国心という方向に、反イスラムみたいな方向に利用してしまった。あのときに、合衆国は変わる事が出来たのに。変に闘いの姿勢を出さずに本当の平和へ、強く向かいたいと訴えたら、それは世界が変わっていったに違いない。それを現場のニューヨーカーは願っていた。それが多くの犠牲者に対しての本当の救いだと信じていた。折角の大きな犠牲を伴ったチャンスを僕らの世代は上手に使えなかった。
数だけを重要視する民主主義と、面白さや視聴率をおうメディア、に民衆は動いてしまった。これは、僕たちの責任だ。そしてアメリカに対しての大変な失望を持ったのは僕だけではなく、多くの友人が同様だった。お金と貪欲とパワーの文化を推進してしまった。そして、世界はもっと危険になった。もっと貧富の差が広がった。エネルギー問題や自然破壊に走った。
オバマ大統領にならなかったら、僕も多くの友人が、アメリカを見捨てざるを得なかったと思う。彼がある意味で革命で希望だったが時期は、ちょっと遅すぎたかもしれない。そう思いたくないけど。いや、決して遅くはないはず。
今回の大地震をきっかけに出ている、原子力発電やエネルギーの問題、そしてPublic Healthのことなど、大変な大きな問題。この危機を強い意志と愛で乗り越えることが、人類の歴史に大きな貢献をすることができると思う。でも、もし、逆な方向にむいてしまったなら、今の人類、そして次の世代までにも、大きな損害を与えてしまいます。
この闘いは長期にわたると考えられます。そのためには体力も気力も胆力も必要です。でももっと必要なのは、どこまでも諦めない不動の愛と、感情の清さ、そして繋がりだと信じます。これは決して憤りなどでの行動ではなく、いつも言っている柔らかな暖かいところから湧き出ている力や微笑みだと信じています。
この数日間、書きたいこと、伝えたいことが、僕の中で分かっているのですが、上手に、自然に表現することができません。とても生な形で、不十分な形ですが、とにかく今日は、ここで表現してみようかと試みた。
どんなことがあっても、ずうっと一緒に、微笑んで生きていく、先に進んでいく。
そのためにTaoZenの瞑想、呼吸法、気功、太極拳、チネイザンなど、面倒くさいことを皆でやっていこうとしてきています。そして、それを続けます。
強い組織力がなくても、宗教でなくても、見えない愛で繋がって、未来の世界に自分たちが貢献していこうとすることが出来るはずです。そうしないとどうするの?
珍しく力が入ってしまったかな、(恥ずかしい)。あとは、いつものようにヘラヘラしよっと。そう、ドラマチックは、助けにならない。(これについては、また、別のときに)
http://www.youtube.com/watch?v=IxUsgXCaVtc こんな画像を作ってくれた人がいた。とにかく、無駄にしたくない。皆の心の繋がりを、そして、すでに多大な犠牲を。