地下鉄の中での ipad と帽子。松井の背番号が42番。

地下鉄の中で、なんかドラマチックな帽子を冠っているかなりフォーマルな女性がいた。

なんか劇の中から出てきた感じだった。なにかオーディションにでも行くのかなあ?なにか真剣に読んでいるし。勝手にそう、想像して楽しんだ。地下鉄の中でいろんな人に、勝手にその人の生活を想像するのが、僕の趣味の一つだ。(悪い趣味かなあ?)

その隣には、ipadらしきものを持っている男性が立っていた。その男のひとのところに行って、「それはipad? 」

気軽にいろいろ説明してくれた。実際に持たせても貰った。僕は、「3Gのバージョンを待とうと思っているんだけど」

「僕もそうしようかと思ったけど、待ちきれなかった。なかなか面白い玩具だよ。」

気軽にレストランや、地下鉄でも、話かけたりできるのがニューヨークのいいところだ。

「この地下鉄は、アップタウン行き?」と大きな声で聞きながら女性が入ってきた。「そうだよ。」と僕も含めて3人ほどの答えがかえった。

こういう気軽さが、この大都市にあるのが嬉しい。

夕べのヤンキースの試合は、エンジェルス戦。ジャッキー・ロビンソン・ディーということで、大リーガー始めての黒人選手を記念した日だった。ヤンキースの選手も、エンジェルスの選手も、監督も全員が彼の背番号の42番だった。松井も背番号42で、ホームランを打った。このユニホームは、あとでオークションで売られてジャッキー・ロビンソン基金に寄付されるらしい。

なんとも粋なアイデアだ。

松井の背番号も、キャッチャーの背番号も42!

2010年の9・11の後に最初にNYで行われた試合には、相手チームが全員ヤンキースの帽子を冠って試合をしてくれた。特に野球ファンでない僕だけど、この時は野球ファンになった。

こういう粋なことが、気楽にできるのは、アメリカの素敵な部分だ。

NYと東京と両方にいて、どうしても両方の悪いところが気になりやすい。

でも、両方の良い所に気がついて、どんどん身につけていきたい。

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