メモ帳を捨てた!100冊はあったなあ。

もう何年もメモを書くのが趣味のようになっている。

スケジュール帳とは別にいつもノートブックにいろんなメモを書く。博報堂に勤めているときでも、大きなノートブックを持ってなんでもメモしていた。記憶力の悪い僕としては、このメモがなんども役になった。電話の内容でも、日記でも、夢でも、なんでもメモする。

今回のNYの仕事の一つには、オフィースのモノを最小限にすることだった。思いっきって今まであったメモを捨てた。僕は小さい時から変な想いがあって、そのうちに有名になった時にいろんなメモや落書きを残しておいた、それが展示される時がくるに違いないと捨てないでいた。

今回、思い切って捨てた。本当はさらっと眼を通して必要なことだけでも、またメモに残しておきたかった。そうおもって保存しておいたものだ。でも、きっとそんな時間はもう無いにちがいないから、と思って捨てた。捨てる前に写真に撮っておいた。

こんなにあったんだという想いと、ノートブック一つ一つに一杯の思い出があるのが分かった。ノートブックの表紙にいろんなものを張ったりしているので、その時のことも思い出す。失恋も、仕事も、想いも、修行も、すべて同じ具合に書いてある。

捨てるということにどういう意味があるかは良くわからないけれど、前回はアパートのものを一杯捨てた。今回はオフィースのものを捨てている。

関係ないかもしれないけど、昨日気に入っていたカード入れを落としたみたいだ。ちょっとショックだ。

ふとあのノートブックの山は捨てるべきじゃなかったのかなあと執着心が起きた。

いろんな事をしてきたし、いろんな事があったけど、僕は、ほとんど覚えていない所がある。所謂、苦労が身に付かないんだろうなあ。

だからメモに取っておこうと思ったのかなあ?

とにかく、僕のメモ帳、さよなら!

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