メソポタミア時代から大切な食べ物「デーツ」(ナツメヤシ)
- 2013.11.08
- その他



1キロ単位の量り売りをしてい

干したデーツはニューヨークでもヨーロッパでも良く目にするけれど、日本ではあんまり見かけない。
中近東や北アフリカでは最も重要な食品の1つだ。
紀元前6000年前メソポタミア時代から人間は栽培をしていたらしい。
砂漠に住むベドウィン人たちには、特に大切な食事。
ラマダーンが終わってから最初に食べるものもデーツだと言う。
聖書の「生命の樹」のモデルもデーツの木と言うほど、大切なものだ。
甘いだけではなく、ポタシウム、マグネシウムやジンクなどのミネラルも豊富で、タンパク質やファイバーも豊富。
木はパームツリー(ヤシの木)の一種で、日本ではシュロという木ににている。
いはゆるヤシの実がなる海岸でみるパームツリーよりも、幹がやや太っていてゴツい感じ。
僕のニューヨークのビジネスパートナーはペルシャ人で、このデーツは家には欠かせないもののようでいつでも置いてあるので、僕にも結構馴染みの深い食べ物だ。
一度、干したものではなく、フレッシュでジューシーなデーツを食べてみたいと思って、アリに聞いてみた。
そしたら、毎食後にでてくるデーツは彼の庭から取って来たもので新鮮なんだと言う。
砂漠の旅を終えて、ドウズに戻ってきて注意してみてみたら、いろんなところにデーツの木がある。
季節的なことなのか、どの木にも、実がギッシリなっている。大切そうに袋に包まれているものが多い。
不思議なことに、木に実っているものは、乾燥したデーツと同じように見える。
僕は、なにかプルーンのようなフルーツを期待していたのでビックリ。
熟すころには、もうすでに殆ど乾燥しているそうだ。
ドウズの街で、買い物と思って出かけたもののやはり買うものがあんまりない。
フラソワたちとデーツを買うことにした。
取り立ての、まだ茎の着いているデーツを量り売りしている。
最低1キロ売り。
なかなか箱のデザインといい、茎がついているもの本物感があって良い感じだと思って、日本に持って来たら、
人にあげるにはちょっとダイナミックすぎるというか、ちょっとグロテスクな感じかもしれないと感じた。
重かったのになあ。
タオゼンのワークショップには、必ず3時のオヤツを出しているけれど、皆は喜んでくるのだろうか?喜んでくれると良いけど。
