ジャンコクトーが眠るチャーミングなチャペル。Chapelle Saint Blaise Des Simples

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Milly-la- Foretという小さな町が、パリから60キロくらい南のフォンテンブロー地域にあります。この近くでタオのリトリートをしましたが、この街には、ジャンコクトーが絵を書いたチャペルがあります。そのチャペルに彼は眠っているということで、行ってみました。

本当に静かな可愛い街です。そこに12世紀に建てられたChapelle Saint Blaise Des Simplesという名前の小さなチャペルがあります。
このチャペルの中の絵はジャンコクトーが書いたものです。
6メートル四方くらいの小さなチャペルですが、素晴しいエネルギーです。ジャンコクトーの詩や、小説は全く分かりませんが、絵や、映画は、僕は大好きです。
彼の絵が、この人もあんまり来ない中世の小さなチャペルがキャンバスになっているのが素敵です。

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ここに彼が眠っているのは、僕は知りませんでした。
Je reste avec vous. (I am still with you) という墓碑銘のように自分で書いてあります。
ジャンコクトーは、1963年、10月11日にここで亡くなりました。生涯の友人であるエディット・病床でピアフの死を聞いてから4時間後だったといいます。

この小さな町には、コクトーのほかにクリスチャン・ディオールも住んでいたそうです。
ピカソ、ニジンスキー、サティ、ココ・シャネル、モディリアーニ、ラディゲなど、沢山の友人がいた。
あの頃のフランスの凄い力が今も至るところで、やはり感じられます。

とにかく、このチャーミングな街とチャペルは、いわゆる観光地では感じられないエネルギーを感じることが出来ます。チャペルの中でゆっくり瞑想をさせていただきました。
ジワーと湧いてくる、なんともいえない深い感情です。

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