Happy-go-Lucky !今年最高の映画かも。Ashes of Time Redux !今年最低の映画。

NYにいる短い時間に、仕事、トレーニング、タオゼン、片付け、友人たち、いろいろやることがいっぱいです。

でも、なるべくNYを楽しもうと決意しています。NYに住んでいると、その良さに気がつかずにいることが多いのです。

夕べは、親友でもあり、僕のドキュメンタリーフィルムのエディターでもある、メリッサと一緒に映画に行った。
彼女とは、映画の趣味が合うので、できるだけ一緒に映画を観にいく。
食べ物の嗜好も合うので、楽しい。

Ashes of TIme Redux という映画は、王家衛の新しい映画というので観た。日本でも、ヨーロッパでも有名な監督で、しかも、2人とも好きなカンフー映画というので選んだ。ところが、こんな酷い映画はないというくらいの出来だった。すべてが、粋がったクロースアップショットで、音楽とナレーションでドラマチックにしようという、僕の大嫌いな種類の映画だった。20分くらい我慢したけど、出てきた。僕らが立ったら、他にも数人一緒に出てきた。

とても嫌な気持ちになったので、もう一本見てみようということになった。今度は、マイク・リー監督のHappy-go-Lucky。こっちは、できるだけドラマチックにしないで、普通の生活の一部を淡々と映画にする感じの映画。最初は、ロンドン英語でかなり分かりにくく、しかもピンとこなかったのですが、20分もすると、どんどん引き込まれていく映画でした。得に、poppyという役をしているSally Hawkinsが素晴しい。演技をしているとは思えないくらい。
映画が終わってからも、このポピーというキャラクターが、心の中で生きていくような映画です。
生きるということの素晴しさを、なにげなしに表現した素晴しいコメディです。

僕が、今年観たなかでは、一番の映画です。今年、最低の映画と最高の映画を一晩でみた、不思議な夜でした。

この、Happy-go-Lucky.日本でも公演になったら、ぜひ、観てほしい映画です。

http://www.happygoluckythemovie.com/
タイトルのちょっとお洒落です。ぜひ見て下さい。

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