瞑想と脳のリサーチをニューヨーク大学でしました。
瞑想と脳の関係を調べているゾラン助教授に頼まれて、リサーチに参加しました。
ニューヨーク大学(NYU)の心理学部の一部で行われている研究で、fMRIという特別なスキャンを使って行うもの。
このfMRIという機械は、日本人の小川誠二博士が開発したもので、ニューロイメージングでは最も進んでいるものだそうです。僕が、その小川博士を知らなかったのにピックリされた(!)。
この機械を設置し動かすだけで、5億ドルもするとのこと。
ゾラン助教授に依頼されたのですが、もし僕が当日キャンセルすると、技師のフィーが5万円以上かかるから、必ず来てくれとなんども依頼がありました。そうなると意地悪したくなるのを我慢して、時間よりも30分m早くNYUに行きました。
この機械は超強力な磁力を作り出すらしいので、僕の入れ歯は大丈夫かと心配(笑)。
機械に横になり頭の部分が動かないように固定されたまま、中で瞑想をしている状態と、していない状態の脳の動きをみるというものです。果たして、僕の脳は機能していることか?
約一時間かかって、行いました。とにかく眠らないでくれと頼まれたのですが、
とにかく眠らないようにするだけでも大変でした。。
横になって動かないでいるので、瞑想もするな、なにも特別するな、という時が一番眠かった。瞑想状態に入ると大丈夫だったけれど。
瞑想の状態になると確かに脳の機能に変化がおきるということは分かっているらしいのですが、それをもっと科学的に研究しようというものです。
ゾラン助教授をは、数ヶ月まえに紹介されました。旧ユーゴスラビア出身で、禅の瞑想の研究家でもあります。
スキャンが終わってから、この研究のこと、脳のことなど、いろいろなことを伺ってとても楽しいひと時でした。
結果は、数週間かかるとのこと。多少でもリサーチに役にたったなら良いけど、ちょっと心配。
瞑想や、気功についての科学的なリサーチも、いろいろ行われているのは、とても嬉しい。