チバソムでの驚くバトラーサービス。

チバソムでのサービスで、一番驚いたものはバトラー(執事)サービスだった。
ラッキーにも、マネージャーが僕のことを事前に知っていたために、一番安い部屋で予約を入れていた僕は、角部屋の海の見えるスイートルームにアップグレードされていた。

といっても、フォーシーズンズやマンダリンなどのタイの高級リゾートの部屋よりは、比較的シンプルだ。僕は、あんまり豪華だと落ち着かない貧乏性なところがるので、ちょっとホッとした。

「私が貴方のバトラーです。なんでも必要なことがあったら申し付け下さい。お荷物をあけて整理するのを、まずはお手伝いしましょうか?」部屋に案内してくれた、ちょっと可愛いタイの女性が言う。
「ああ、有り難う、大丈夫です」アメリカなら、これが軽いチップの要求なんだけど、ここでは違う。反射的に断ってドアをしめた!ものの。
ふと考え直した。いろいろな国で、高級なホテルから、泣きたくなるような安宿までいろいろ泊まったけど、荷物の片付けをしてくれるようなサービスは、いままで聞いた事がなかった。トライしておいたほうがいいかなあ。
さっそく廊下にでて、「はい、お願いしてみます。』

これが、ニコニコして手伝ってくれるのにも驚き。
僕は旅慣れているはずなのに、服をたたむのが苦手、荷物を小さくまとめるのが苦手。

長旅で、ごちゃごちゃになっている服をきちんと畳んでくれる。なにか下着もたたんでくれるのに気が引けたけど。どんどんタンスにいれてくれる。
「夜はお風呂のお湯を張っておきましょうか?何時がいいですか?薔薇風呂にしておきましょうか?」
なんか一緒にお風呂に入ってくれるのかと思ってしまって、心の中でニヤニヤしてしまうのは、やはりオヤジということだろうか。

帰りの日の朝にも、「荷物をまとめましょうか?」と言われた。もちろん頼んだ。

このサービス、僕のような人にはとても嬉しい。
でも、なんかデカダンスだよなあ。

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