ガンジーの名言 “ Be the Change You Want to See in the World”

ガンジーの名言 “ Be the Change You Want to See in the World”

311の大震災の後からは、僕にはなにが出来るのか、僕らはなにを考えるべきなのか、なにを行動するべきなのか、そういうことをいっぱい考えています。多くの人がそうだと思います。

ひとつはっきり自覚している事は、諦めないでずうっと考え続け、出来るだけ表現していくことが大切だということです。

と同時に、そんなに暢気にしていられない、時間がそんなに無いという直感もあります。911の時の経験からの反省の結果です。

でも、いったいなにが出来るんだろうと悩み、TVや新聞などのメディアからの情報には、なにか納得がいかず、インターネットでもなにか方向性が見つからずにいます。街の様子は、すっかり異常の中の正常になって来ている感じに、どうなっているんだろう、どうなって行くんだろうと、消化不良な感じがします。

そんな中でも僕は、以前よりも一層、瞑想や、チネイザンなどのヒーリング、そして身体を動かすことの重要性を再発見して、ワークショップを続けています。

こんな時に、とても心を動かす言葉に出会いました。それが何処で見つけたのか?なにか表参道のあたりでふと見かけたコミュニティ新聞のようなもの隅に載っていたのかと思います。

それは、ガンディーの言葉だった。

”Be the change that you want to see in the world”

この言葉がこの2週間くらいずうっと心に残っていました。

インターネットで調べてみたら、「見たいと思う世界の変化にあなた自身がなりなさい。」というような訳でした。

訳すということはとても難しいものですね。ぼくなりに説明すると、「どんな世の中になって欲しいかをイメージして、僕たちがその変化自体のひとつのモデルになる必要がある。」みたいなことかなあ?

でも、これって命令形みたいになっているけど、英語で聞くとそういう強さというよりは、もっと柔らかい感じがします。レストランでウエーターが、”Enjoy the food”といったり、旅発つ時に友人に、”Have a good trip”とか言う時には、これは決して、飯を楽しめよ!とか、安全な旅をしなさい!とかではなく、その前にPlease とか、Wish youとかがきっと省略されているわけです。この言葉も決して命令しているのではないと感じます。

とにかくこの言葉を僕なりに理解して、実行したいと考えていました。ある時に、歩いている時に、これなら出来る!とふと思った。

Sometimes I can “be the change that I want to see in the world” にしたら僕にでも出来る!

毎日時々、僕が夢見る世の中への変化に、僕自身がなってみたら良い。ガンディーさんならば、いつでもそういう自分を実行できたんだろうけど、僕が自分でそれを四六時中実行しようとしたら、これは不可能だろうし、失敗が気になってしまう。

そうだ、時々なら出来るし、やってみよう。そして、他の人が、このことを実行している時には、それをなるべく見つけ出して認識してみよう。そう思った。そして、その変化というものはけっして政治的なことや、大きなことである必要はない。ちょっとした日常的なことでも良い。人間関係でもいい、自分の感情に関してでも良い、食事に関してでも良い、もちろん、環境問題に対してでも、大きな人間の未来にたいしてでも良い。

そしたら、この言葉が、僕にとっても優しくそして力のあるものになりました。

先日のチネイザン(氣内蔵ヒーリング)のワークショップの時に、この話をしてみました。そしたら、参加者のケイさんが、「実は2年前にハワイで買って気に入って使っているこのトートバッグに同じことを書いているんです。なんとなく分かるけど、どういう意味かなあって、旦那にも何度か聞いていたんです。これで納得できて良かった。」とそのバッグを見せてくれた。単に偶然とは思えない感じがした。

きっと有名な言葉なのでしょう。

僕にとっては新しい発見でしたし、自分なりの解釈ができて、腑に落ちたのが嬉しい。

毎日、この言葉を感じています。誇れるような日本、誇れるような世界に、すこしでも役に立ちたいと願っています。

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