広島原爆の日。
1945年8月6日、午前8時45分。広島に原爆が投下された。毎年、深い想いでいっぱいになるが、今年は特に大きな憤りを感じる。
日本は、広島、長崎という原爆を経験をした。この原爆は、まったく必要のなかった戦争犯罪だと思う。当時の関係者でもあるロバート・マクナマラ氏自身も、この原爆は国際法できちんと裁かれるべきことだと言っている。
かなり前に広島に行ったことがある。「広島平和記念公園」「広島平和記念資料館」「広島平和記念碑」という名前にも、僕はビックリした。そして資料館の訴える内容にも、驚いた。なにか日本が悪かった。この原爆のおかげで終戦があった。今度、このようなことの絶対ないようにしましょう。というトーン強く感じられた。
長崎の平和祈念像は、僕にはどう見ても西洋人男性が力強く手を天に指差しているように見えて仕方がない。
終戦のころは、そういう感じだったのかもしれない。でも、今や、60年以上たって、当時の歴史を冷静に見る事ができるようになってきて、それで良いのだろうか?いまでも原爆の後遺症などで苦しんでいる人たちが多くいるなかで、いったいどのくらいの被害なのかもはっきりさせていない。
広島、長崎、そして第五福竜丸被爆、その後、無理強いな原子力平和利用、そして今回の福島原発事故。
日本は、不思議なくらい原子力の影響を受けて来ている。それがどういう意味なのかはわからないけれど、僕たちには大きな責任があることだけは確かだ。
日本だけにだけではなく、我々の世代にだけにではなく、大きな責任があると思う。ここで僕たちがどう考え、どう行動し、どう進んで行くかということ。
多くの人の犠牲を無駄にしたくはない。これからも沢山の犠牲者が出てきそうなことに、心が痛む。
今日の、太極拳のワークショップをスタジオで行っている。朝一番で皆で追悼の瞑想をしました。