マーハバリプラムの遺跡は、パワーもユーモアもいっぱい。
(9月5日)
マーハバリプラムの遺跡は、パワーがいっぱいだ。
それは巨大な岩のもっている力と、多くの人の祈りと、そして歴史と、ヒンズー教のもつパワーなどが混じったものだと思う。
そのなかに、ユーモアが見つけられるのも嬉しい。
巨大な一つの岩壁に彫った「ガンガーの降下」という有名なレリーフにもよく見ると沢山のユーモアが刻み込まれている。(僕はこの遺跡がとても気に入ってしまった。)
猫がヨガの真似をしていたり、岩の割れ目をガンジス川にしたり、神のそばにネズミがいたり、何時間観ていても楽しい。自分で勝手にストーリを考えてもいいし、インド神話のどこなのかを調べてみても良い。
イケメンのクリシュナに女性たちがすっかり虜になってしまっている様子も楽しい。赤ちゃんのことも忘れてクリシュナに魅せれてしまっているお母さんもいる。中には明らかにギリシャ彫刻のようなものもあれば、中国の獅子もいる。
広大な範囲にかなりの数の遺跡がある。観光客は、ほとんどがインド人で、あんまり外人は見当たらなかった。観光の仕方も遺跡の中に自由に入れたり触れたり坐れたり、リラックスしているのも良い。
インドの底力が、ここでも感じられた。