瞑想の効用は? 役に立たない瞑想?
一つ一つお答えして行きたいと思っています。
コメントでも返事の形でお答えした場合もありますが、もっと詳しく書いて行こうとも思っています。そうしている間に、また質問なり意見なり、ありましたら、遠慮なしにコメントなりを頂ければと思っています。
ただし、なにが正しいということは無く、今の僕がこう考えているということです。実際に答えなり、考えなり、方法が、コレっという正しいことが一つだったりするのでは、だいたい味けがない。
質問で目立ったのが、瞑想の効用とはなにか?なにが目的かということだったようです。これについては、すこし書き始めた原稿があります。長いけれど、読んでみて頂けますか?まったく不完全な原稿ですが、、、
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瞑想をなぜ行うのでしょうか?瞑想の効用はなんでしょうか?
これも初心者のコースでは、何処の国でも聞かれる質問です。長年続けている人にも、問いかけたい大切な質問です。僕自身にも、良く問いかけます。
この問いは同じことを聞いているようで、じつは違うことを聞いていると思います。効用というのは、どんな役に立つか、どのような効果が期待されるかということです。なぜするかということとは実は違うベクトルの問いかけです。でも、普段は,何故?ということと、効果ということとが同じように思えることが多いようです。こういう効果があるから、あるいは楽しいから、なにかをするということで考えていることが多いと思います。しかし、それはそれでいいのでしょうか? このことは、すこし後で考えてみましょう。今は、瞑想の効用。
「ココロが落ち着く」「ストレス対策になる」「カラダが楽になる」「精神統一ができるようになる」「集中力が増す」「幸せになれる」「頭脳の働きが良くなる」「成功のエネルギーが出る」「悩みがすくなくなる」「願いが叶い易くなる」「眠りの質が高くなる」「感情のバランスが取れるようになる」「不安や、鬱の解消になる」「自分の人生の意味を見つけられる」「もの事に動じないようになる」「ココロとカラダのスタミナが養われる」「消化や呼吸がよくなる」「勘や、直感が養われる」「超能力が出てくる」「オーラが綺麗になる」「より高度なヒーラーになれる」「悟りが開く」「死ぬという意味が分かってくる」などなどいろいろ言われています。いったい何が本当でしょうか?
僕は、このような効用、効果は、すべてある程度、本当だと思います。ただ、それは、すべてオマケだと思っています。
正直に、答えると『瞑想の効用とか効果とかは、分かりません。しかも、そんなことはあんまり大切ではないのです』ということになってしまいます。
瞑想をすると、確かに素晴らしいことが起きることがほとんどです。必ずなにかの自己発見があります。確かにココロが落ち着いたり、カラダが楽になったり、集中力が高まったりします。他にもいろんなことに気がつくはずです。長い間、世界中で瞑想のワークショップを行ってきて、なんの変化も無い人たちは、足った2つの種類の人たちだけのようです。一つは、実際にはやってない人。どのくらい瞑想をしていますか?と聞くと、三日続けたとか、全く効果がないのでやっていないとか、自分にはあっていないのでやっていないとか、そういう人たちです。あとの人は、気がつかない人たちです。花が咲いても、新しいお店ができても、髪型を変えても気がつかない人。さっぱり変化がありません、いつまで続けると変化がありますか?と聞かれる方たちです。その正反対の人たちもいらっしゃいます。一度の瞑想で、「光に包まれています」「痩せました」「悩みがスッキリして、これからは大丈夫です」など。こういう方は、それはそれでいいのかもしれませんが、思い込みが強いのかもしれません。(このことについては、また書きましょう。)
瞑想の効果とか目的は、実は分からないものだし、そんなことは実は大切ではないと考えます。役に立つか、効果的かということを、考えないところに本来の瞑想の意味があるのだと思っています。じゃあ、なぜ毎日やるのでしょうか?あるいは、ぜひ、やってくださいと僕は勧めているのでしょうか?
役に立たないかもしれないことをココロを込めて行うことが瞑想です。