「人生の本来の流れにのる」Open & Flow

「人生の本来の流れにのる」Open & Flow

瞑想をしていて、僕が実感として感じることを、一つ挙げるとしたら、「人生の本来の流れに乗るようになる」ということです。証明ができるわけでもないのですが、瞑想を真面目に始めて、数年で実感したことです。その後にも、じっくりと瞑想を続けると、同じ実感が湧いてくることが何度もありました。

かなり抽象的ですが、説明をしてみます。

人それぞれ、「生きる」ということで、大きな河の流れのような流れがあるように思われます。別に運命が決まっているというのではないのですが、ある程度は範囲が決まっているとも言えます。上流から下流のほうへ、そして大海のほうへ流れつこうとすること、そして大きな遠くからの眼からみると大体は決まっている。もちろん、支流が別れているときにどっちに行くかによって、かなり違うようになることもあります。どんな船をつかうか、筏をつかうか、泳ぐか、岸辺でゆっくりするか、でかなり違って来る感じがします。

時々、上流に戻ろうと頑張って漕ぐこともあります。そういう時はどんなに頑張っても進んでいかない。でも自分としては、もう頑張って、頑張って。ある時には、川辺の渦巻きのように、グルグル回っているけど、全く進まない。あるいは、川のなかで全く動いていない落ち葉のように、じっとしている時もあります。そういう時は、勇気をだしてちょっと川の真ん中に行って流れに任せると良いような気がするけれど、それはなかなか出来ないものです。

そして自分がその川の中にいるから、時々どっちに流れているかも、実際中にいる僕たちには、本来の命の流れの早さも分からないこともあります。流れがゆっくりの時もあります、本来、そういう時はゆっくりと身を任せるといいのでしょう。急流のような時もあります。そういう時には自分で漕ぐ事は必要なく、方向だけ気をつけていれば良いのでしょう。

そういうことが瞑想で自然を出来るようになる感じがします。「生きる」流れやスピードが、その人本来のその時の、流れや早さになるということでしょう。

急に変化が起きてくることもありますし、何も起きないような感じがする時もあります。どうしても頑張って、向こう岸に行きたくなることもありますが、大抵は流れに任せようということになります。

スムースにいい具合に流れている状態を「フロー」というのだと思います。スポーツ選手や、ビジネスの自己啓発の人たちが言う、なにも努力していないのにスムースに事が進んでいる状態です。

僕は、これを「open & flow」と呼んでいます。とにかくココロもカラダもオープンにしていく、そうするとフローが起きる。フローが起きると、もっとオープンになっていく、そうするとまた、フローしていく。そういうイメージです。このオープン&フローがTaoZenの一つのモットーです。

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