オランダとチューリップ。 キューケンホフ庭園とチューリップ・バブル崩壊の歴史。

オランダとチューリップ。  キューケンホフ庭園とチューリップ・バブル崩壊の歴史。
世界一大きなの花の庭園キューケンホフ。
世界一大きなの花の庭園キューケンホフ。
色が交じりすぎじゃないかなあ。
色が交じりすぎじゃないかなあ。

 

オランダに来ています。

この2年間は、年に1度はオランダでワークショップを行なっています。

今年は、5月だというのに、なんか何10年ぶりの寒さらしい。しかも毎日、冷たい雨が降ります。

持って来た洋服ではどうにもならないので友人からフリースやレインコートを借りています。

でもこの寒さのお陰で、まだチューリップが咲いています。

着いた次の日だけ、一日だけ休日があったのですが、オランダの友人がぜひ、キューケンホフ・ガーデンという世界で一番大きな花のガーデンにはまだチューリップが咲いているから行ってみたらどうかということになった。電車を2回乗り継ぎ、バスにのって行って見ることにしました。

見る限りのチューリップの畑を見ることができるのではないかと夢みて、時差と闘いながら出かけました。

こういう景色が見たかったなあ。(わがまま!)
こういう景色が見たかったなあ。(わがまま!)

このキューケンホフの庭は、確かに、広い。かなりの早足で回ったのに3時間ほどかかったくらいだから。

大変な数の種類(700種類以上らしい)のチューリップがありました。

それに7百万以上のチューリップが植えられていました。でも、僕がイメージしたチューリップ畑ではなく、でっかい花壇という感じ。

このキューケンホフ・ガーデンは、年間に9週間しかオープンしなくて、僕は閉園する二日前に行けたのはラッキーでしたが、僕はやっぱり広大なチューリップ畑が見たかったなあ。

ところで、なぜチューリップとオランダだろうと思って、調べてみた。

もともとはトルコのほうから6世紀にヨーロッパに持ってこられたものが、得にオランダで品種改良がされて、大変なブームになったらしいのです。

しかも、チューリップの球根に、大変な値段が付くようになり、チューリップ・マニアと呼ばれる、いわば世界始めてのバブル崩壊が1637年に起きたそうです。

人間のどん欲が、こんな妙なことまですることになったとビックリ。

でも、現代も全く変わっていないようだ。ヨーロッパの経済や日本の株の状況をみていると、どうも僕たちもチューリップの球根に信じられない高値をつけたりしてどん欲ゲームをしているのではないかと思うのです。

チューリップの株(球根)と、現代の株は、なにか同じ匂いを感じるのが怖い

(5月18日、2013年)

混みすぎじゃないかなあ。
混みすぎじゃないかなあ。

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ここには、700以上の種類のチューリップがあるらしい。
ここには、700以上の種類のチューリップがあるらしい。

 

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