フェルメールとレンブラントのあるアムステルダム国立美術館:10年かけた改装を終えて4月にオープン。

 

建てるのに9年、改装するのに10年かかったライクス・ミーュジアム
建てるのに9年、改装するのに10年かかったオランダ国立美術館(ライクス・ミュージアム)

訪れた街では、出来るだけその土地の人たちと交流を持つこと、

ローカルの美味しいものを食べること、面白いショップを見つけること、

歴史美術に触れてみること、そして

自分の考えの好き嫌いや先入観に、出来るだけ捉われずに触れてみることを心がけている。

 

レンブラントの「夜警」の前には多くの人が集まる。
レンブラントの「夜警」の前には多くの人が集まる。
レンブラントのデッサンも沢山も多く展示しているが、素晴らしい!しかもかなり現代的。
レンブラントのデッサンも沢山も多く展示しているが、素晴らしい!しかもかなり現代的。

アムステルダムでは、4月にオープンになったばかりのライクス・ミュージアムとも呼ばれるアムステルダム国立美術館に行くことにした。

なにしろナポレオン一世によって作られた時には、建築に9年かかったのが、今回の改装には10年もかかったということで、注目されているオープニングだ。

予想通り沢山の人がいて、入場するにも長い列。

オランダの美術や歴史を展示しているが、オランダのアーティストというと本当に数人しか知らない、

流石に、レンブラントとフェルメールの前には、大変な人。それでも東京でみる展示よりは、ゆっくり見ることが出来る。

 

いろいろ沢山見たけれど、やはりレンブラントフェルメールには、なにか心にドスーンと来るものがある。

それは、先品の本来の力なのか、あるいは、僕が頭でそう思っているからなのかは定かではない。

 

日本の出島の資料などもあり、興味深かった。いつか出島にも行ってみたいと思った。

オランダがインドネシアを400年も植民地にしていたことも知らなかった。

 

オランダの光は、なにか特別なものがある。

イイタリアや南仏とは違う、ちょっとくすんだ感じ。でもドイツやパリのようなグレーな感じでもない、どこか柔らかい日差し。空の景色もどこか特徴があるような気がする。

オランダのアートの沢山見ていたら、そのことが再確認された気がした。

その独特な光は、限りない運河と、海よりも低い土地と、その昔はきっと広大な湿地帯だったからだ、

と勝手に納得していて、どっか得意になっている自分に気がついて呆れた。

 

フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が日本でブームのように騒がれているのが、なにかメディアの仕業だろうと思うと、ちょっと苦々しい感じもした。

でも、メディアの作戦に乗ってもいいから、耳飾りの少女も見たいと思っている。

(5月22日、2013)

 

フェルメールの「牛乳を注ぐ女」 フェルメールの優しい光は、やはり素敵だ。
フェルメールの「牛乳を注ぐ女」
フェルメールの優しい光は、やはり素敵だ。

 

オランダの光は、昔と変わらない感じがする。
オランダの光は、昔と変わらない感じがする。

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