ばななさんのブログに出ていた「インタビューと真由膳」

先日、よしもとばななさんにインタビューを受けるという、とても光栄なことがありました。健康についての本をお書きになるための取材ということでした。

ばななさんのグログに、僕のことや、杉本さんのことが、載っているよ。と聞いたので、早速読ませていただいた。やっぱり凄いなあって、思う。さらっと、でも人のことや、状況を的確に表現している。しかも、そこにばななさんの暖かさが匂っている。

健康についての話というので、事前に僕なりに箇条書きを作って準備してみた。でも、結局は、流れで自由におしゃべりという状態になったけど。

「病気や、事故や、不幸などを、含めるような健康でないと、本当の健康ではない。そして健康はプロセスであって、状態でも、結果でもない。身体だけに良いものは、あんまり続けると良くない。心だけに良いものも良くない。」そんなわけのわからないことを、話たのに、すっきり理解してくれるばななさんや、石原さんの心の大きさは凄いなあって関心させられる。

ばななさんは、有名人なのにそういう驕りがまったくない、心がとても透き通っている、そして肩に力の入っていないところが、とても素晴らしい(なんて、僕が言うのもおこがましいか)。まあ、本人の前では、言うのもなんか調子が悪いので、この場で表現させて頂きます。

インタビューの後に、西麻布にある真由膳で杉本さん、幻冬舍の石原さん、壷井さんと一緒に楽しく食事。

真由膳の真由美さんも、素晴らしいキャラクターです。いつもニコニコ、(ちょとニタニタ)料理の腕は凄いのに、これまた目立たない感じの美味しさが素晴らしい。さあ、旨いだろうっという感じではなく、「あなたの為に一生懸命作ってみましたけど、どうかしら、、」的な、でも確実にプロの味。最後に、ああ、美味しいものを頂いたと感じるより、今日も楽しく食べて話したなあって感じることのできる懐の深さです。

なのに、杉本さんと石原さんは、俺たちの台所みない態度。「ああ、パエリアが食べたいなあ。作って!」とか言って、実際作ってもらったりする。京料理の店なのに、ニンニクをいっぱい利かせて。トンカツもいいなあ。それでもニコニコ作ってくれる真由美さんにも、我が侭いう杉本さんや、石原さんのほうにも、暖かさがいっぱい。

最後には、ばななさんのチビのための弁当になにかちょっと用意してくれという我が侭。

とんでもない忙しさのなか、息子の為に必ず弁当をつくるばななさんには、すごい強さも感じます。どんなに遅くまで外で会食していても作る弁当。その弁当は心と身体の健康、そのものだと思う。今は多少仕事を犠牲にしても作る弁当は、きっともっともっと大きな作品の栄養にもなるんだろうと思う。

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