サハラ砂漠をひたすら歩く。これがなかなか味わい深くなってくる。
- 2013.10.28
- その他
僕らの砂漠に日課は、
朝、陽が昇るのと一緒に眼をさまして、太極拳と瞑想をするところから始まる。
それから朝食。手作りのパンとコーヒーとチーズを少し。
テントを片付けて、駱駝に荷物を積んで、歩き始めるのが9時まえ。
途中一回くらい休憩があるけれど、ただひたすら歩く。
ガイドのリーダーのアリの行くまま、着いて行く。
ランチは1時くらい。大抵はちょっと草みたいな木みたいな植物のあることろで休む。
上手にマットで日陰を作ってくれて、そこで僕らは昼寝をする。
ランチは持って来た野菜と穀類。
最初の数日はトマトやレタス、ピーマンなどを細かく切ったサラダ。その後はポテトや人参などを中心にしたもの。
ミントティーで締めくくって、今度は彼らが昼寝。
僕らも、また昼寝。
3時前には出発。6時くらいまで歩く。
あんまり話もせずに、ひたすら歩くのだけれど、これが慣れてくると味わいが深い。
夕方、陽が落ちる前に、テントを張って、瞑想したりしているとディナーが出来ている。
アリ達は、集めた木で上手に火をつくって、クスクスやパスタの夕飯。
食事の後には、現地の3人が数曲歌を歌ってくれる。
とまた眠くなってくる。
現地のベドィン人の3人は火の側で毛布だけで寝る。
彼らも、砂漠にいるのが一番楽しいと言う。
でもなかなかこういう仕事がないので、普段は街でそれぞれ仕事をみつけているそうだ。
ドウズでは、数時間の駱駝に乗るような観光客はいるけれど、僕らのように長く砂漠をあるく人は限られているそうだ。
僕らはちょっと離れたところにそれぞれテントを張る。
結露ができることがあるので、荷物をプラスチックにくるむ。
とにかく星が凄い。365度空だ。
眼鏡がないとよく見えないので、僕は眼鏡をかけて寝る。
最初はシルクのインナーだけで寝るのだけれど、段々寒くなるので寝袋の中に入ったり、朝型は、寒くなるので、寝袋の上をゴアテックスでできた寝袋のアウターに包んで寝ないといけない。
なんども目をさましたりすし、寝返りも自由にはできない。
夜トイレにいったりするときなどはサソリに気をつけないといけない。
万が一の為に、けっして素足では歩けない。
これの何が楽しいかと言われると不思議だけれど、本当に楽しかった。
こういう旅をフランス語では Mehareeというらしい。