「ライ麦畑でつかまえて」のサリンジャーの未出版作品がネットに流出というニュースが、、

「ライ麦畑でつかまえて」のサリンジャーの未出版作品がネットに流出というニュースが、、
僕にとっては夢のような、、
僕にとっては夢のような、、

「J.D  サリンジャーの隠された作品がネットに流出」という記事を見た。

http://www.cnn.co.jp/showbiz/35040730.html

サリンジャーといえば、「ライ麦畑でつかまえて The Catcher in the Rye」の作者。

数作を出版した後、名声のまっただ中、彼は全くメディアからも身を隠し新しい本も出版せずにプラバシーを守った伝説の作家。

彼の「ライ麦畑でつかまえて」が、僕に、そして僕たちのジェネレーションに及ぼした影響、それがなんだかはっきりしないのに強い夢のように残っている。

そしてサリンジャーがニューヨークのアッパーウエストサイドで育ったということ。

最近、僕にとってニューヨークが育ちの故郷だという感じが強くなってきていると感じている。

今週、土日はヒーリングサウンズという内臓と感情の関わりを取りあげた呼吸法のワークショプを行なった。

今回のヒーリングサウンズは、どうも僕には強い影響を与えたようだ。内面の深いところに刺激が響いたようだ。

もう三十年近くやって来たメソッドなのに、急にここでまた新しい発見があった。

 

この記事をニューヨークタイムズで見つけて、そしてその次の日に日本の記事でも見つけた。

今の僕には、「ライ麦畑、、、」がどんな小説だったのか、どんな影響を与えたのかははっきりしていない。

けれども、たしかになにかを動かしたことは確かで、しかもその影響が今の僕にもあるということだけは確かだ。

夢でずうっと影響のあるものもいくつかあるけれど、まさに、そんな感じだ。

 

僕がサリンジャーを読んだのは、きっと高校生だったと思う。

ライ麦というのがなんだかも分からなかった。でもその不思議な文章が僕の心と身体に風のようになにかを持ってきたという記憶だけがある。

勿論日本語訳で、読んだ。なんか「赤頭巾ちゃん気をつけて」という本とイメージが混じってしまっているような気もする。

 

今回流出したスリーストリーズというのは,  どうも本当に彼の作品だということだ。

本来はプリンストン大学に保存されていて、なにやら2015年か2020年までは外に出してはいけないことになっているものらしい。

1つのタイトルが「ボーリングボールだらけの海」というものらしい。素敵なタイトルだ。

 

とにかくミステリアスなことが多いサリンジャーだ。

今度、改めて「The Catcher in the Rye」を読んでみようかと、ふと思った。

英語でも良いし、村上春樹の訳もあると聞いた。

でも、読んでみたらガッカリするのも怖い。

夢のままにしておきたいような気もする。

 

JDサリンジャーの数少ない写真。
JDサリンジャーの数少ない写真。

Post to Twitter