Good Bye Mork & Mindy。ロビン・ウイリアムの死。
- 2014.08.14
- その他

僕がニューヨークに住み始めた頃、いくつかのTVショウを見るのが、大好きだった。
それは英語の勉強にも、アメリカの文化を知るための勉強にもなった。
なかでも、「Jeopardy 」と「Mork & Mindy」と「M*A*S*H」は僕のfavotites(お気に入り)だった。
アメリカの美味しいアイスクリームを食べながら、TVにかじりついて見ていた。(その頃は、まだ日本には今のように美味しいアイスは無かった。)
Jeopardyは、クイズグランプリという日本の番組のもとになったもので、英語の勉強にも社会勉強にもなった。
Mork & Mindy は、ロビン・ウイリアムスがオークという星から来た異星人(Alien)を演じるコメディ。Mindy とは部屋をシャアしていて、ガールフレンドになっていくのだけれど、アメリカ社会の様々なことを異星人が体験していくというエピソードだ。
ロビン・ウイリアムスの話す英語は、とにかく早くって、そのジョークも早くって、理解するのが大変だった。でもそのスピード感も、僕は大好きだった。
僕もAlien (異国人)だったので、Morkが疑問に思っているアメリカについて、僕も同様なことが沢山あったことも確かだった。
このTVショウで人気を得て、ロビン・ウイリアムスは映画でも大変な活躍をするようになる。
“Good Morning Vietnam” “Good Will Hunting” “Dead Poet Society” などは僕の大好きな映画だ。
グッドモーニング・ベトナムで流れているサッチモの歌うWhat a Wonderful World と戦争のシーンの組み合わせが、鮮明に脳裏に残ってる。
その曲を、TaoZenのワークショップでも、しばしば流している。僕の大好きな歌の1つだ。

ニューヨーク大学の映画学科で、ロビン・ウイリアムスが話すクラスに参加する機会があった。
その時には彼は、もうすでに数々の賞をもらう有名俳優だった。とにかく話しが早くって上手で、ウイットに富んでいて、素晴らしかったのを覚えている。
どんな人にも同じように立ち回る様子が、素敵だった。
そんな彼が、重度な鬱とアルコール依存だったそうだ。そして今月11日に自殺。
表面の痛快なパーソナリティや、社会的な素晴らしい成功とは裏腹に、内側には大変な痛みを抱えていたに違いない。
心の痛みと断ち切るために、自分の命まで断ち切ったのだろうか?
複雑な想いが走る。
合掌。
Good Bye Mork ! 君は僕に勇気と笑いを与えてくれた。
いつまでも、どこか異星人だったねえ。会えて良かった。