ジャン・ポール・ゴルチエ、長い間ありがとう。
- 2014.09.27
- その他
ジャン・ポール・ゴルチエが、今回のパリコレでプレタポルテのは最後という発表をしたというニュースが、ここスペインにも入ってきた。
90年代だったと思う。ゴルチエが大好きなファッションデザイナーの1人だった。
マドンナの衣装で有名になった感じがあるけれど、彼の独特なユーモアとセクシーが混じったウイットのあるセンスが好きだった。
とは言っても、彼の服は気軽にどこにでも着れるという感じの服ではなかった。
でも、バーゲンで幾つも買って、思いっきりよく着ていた。
今でも愛用している帽子とかTシャツとかはある。
かなり風変わりなジャケットなどは、今は着れないなあ。
ソーホーの僕のスタジオの後ろに、当時人気だった小さなベーカーリーがあった。
サリバンストリート・ベーカーリー。
そこのピザやパンが大好きで良く買いに行っていた。
そこで二度ほど、ゴルチエが僕が好きなピザを二切れ買っていた。
一度は、彼のTシャツも着ていたのに、僕は素早く、サインをしてもらうなり、少なくても握手をしてもらうというような気のきくことが出来なかった。
ちょっと後悔している。
瞑想や太極拳などを教えているのに、ファッションがすきなのは不思議と言われたことが、何度もある。
瞑想や呼吸法も1つのアートだと思っている。形にならないコンセプショナルアートだろうか。
ファッションも着るアートだ。
そもそも、昔の禅やヨガは、かなりアーティスティックな拘りがあったと思う。
洋服にしろ、建築にしろ、食べ物にしろ、かなりのファッション感覚の高さとも言える。
瞑想などを、生きるアート、ファッションとして捉えていきたいという気持ちも強い。
ゴルチエは、これからもなにかクリエーティブなことをしていくに違いないけれど、とりあえずは長い間の活躍有り難うと言いたい。
ちょうどヤンキースのジッター選手もヤンキースタジアムでの最後の試合だった。
二人とも、僕の中では同じジャンルにあって、「有り難う」と言いたい。