なぜニューヨーカーが長生きするか?(2)

昨日の続きです。

なぜニューヨーカーが他の都市や郊外よりも長生きするのかを、いろいろな専門家がリサーチしています。
殺人が少なくなったこと、ドラッグが少なくなったこと、エイズでの死亡が少なくなったこと意外の要素は、まとめると以下のようなことだろうということです。

1)NYはどこの都市よりも歩く都市だということ。しかも、歩く早さが早いということ。
確かに、アメリカの郊外や他の都市は、なにをするにも車です。ところがNYでは、なにをするにも歩くか地下鉄。しかも歩くスピードが皆速い。ということは、知らず知らずのうちに適度な運動をしているということになる。あるリサーチによると早めに歩く人のほうが長生きするらしい。

2)ヘルシーな食べ物がすぐに手に入る。
アメリカの田舎に行くと、新鮮な野菜や、魚や、オーガニックなものも手に入りづらい。ところがNYでは、手ごろにどこにでもある。ヨガスタジオや、ジムも手じかにある。

3)収入がある程度高い。医療施設が整っている。
低所得者の地域は一般に平均寿命が短い。どうしてもファーストフードや安い中華や、缶詰に頼ってしまう。周りも肥満が多いため、自分も肥満になってしまう。医療施設が整っていない。
ところがNYでは、太っていると成功者と見られない。

というようなことを詳しくこの記事には書いてありました。
NYには、やたら靴屋が多いのですが、たしかに皆良く歩く。

いろいろ考えさせられる記事でした。

それにしても1900年にはNYの平均寿命が40.6歳(全米平均は47.3歳)だったのが、2004年には78.6歳(全米では77.9歳)になりました。

日本はもっと長寿ですよね。

人間にとって新しいことです。皆が長生きするようになるんだから。
つくづくタオゼンの心と身体の健康法などが大切になってきます。
“千寿のプラクティス”と呼んでいる内容についても今度書きますね。

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