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2011.10.20

ウオールストリートを占拠せよ!と、クリントン大統領のTVインタビュー。

Occupy Wall Street ! ウオールストリート街占拠運動、がニューヨークだけではなく全米で注目を浴びています。

行き過ぎた市場経済や経済格差の是正などを求めて、7月から始まって9月から本格的な社会運動になったOccupay Wall Street 。ファイスブックやツイッターなどのコミュニケーションによって、ニューヨークだけではなく全米、ヨーロッパなどにも広がって来ています。

アラブの春のような形になっていく可能性もあるとかメディアでは取りあげているけれど、僕はこの運動を興味深く見守っています。

この10年間くらい、富裕層、しかも超富裕層だけが豊かになってきたことは確かだと感じています。これは10年というよりは20年くらいの社会、政治トレンドだと思います。これは歴史の流れの方向としては決して良い方向ではないと感じています。情報や教育が多くの人に広がったのにも関わらず、富は確実に偏って来ています。特にアメリカにいたり、世界の高級リゾートや、ヨーロッパにいると、ひしひしと感じられます。

教育も高い仕事盛りの年齢の人が仕事がない、あるいは、仕事をする気になっていない状況、中流階級があっという間に貧困の方向に向ってしまっている状況を具体的に見て来ています。

Occupy Wall Streetの参加者もいろんな層の人に広がっています。NYでのTaoZenのワークショップの後の話でも、話題になっています。できたら私たちも参加したいくらいだという意見が多いように感じました。

ブルーンバーグ市長は、占領されているズコッティ公園がプライベートなものであるにも関わらず、法律を守るならばいつまでそこにいても良いというコメントを出しています。

具体的な要求のない漠然としたデモだという批判もあります。僕はだから、却って意味があるのではないかと思います。とにかくこれじゃあいけないと思っている人が沢山いて、どうにかしたいというコンセンサスを行動にしてみたという事なのだろうと思っています。

いずれにしろ、個人だけの不満では意味のある社会運動にはなっていかないと思います。またニューヨークだけの問題意識とかアメリカだけの問題意識では動いていかないのだろうと思っています。

この市民運動が、メディアや、大統領選挙で妙な形で利用されないように願いたい。そして本当に皆が考える機会になることを期待しています。

でも、どうして、こういう運動が日本の原子力問題や津波復興問題で具体的な形にならなかったのだろうと思っています。放射能問題は本当に大きな問題で、しかも日本だけの問題ではなく、僕らの世代だけの問題ではないのだから。まだ遅くない。反対か賛成かもはっきりしないで、曖昧にとりあえずは危険がありません、ということで進んでいくのはどうだろうか?じゃあ、どう出来るの?個人ではなにもできないでしょという諦めがあるのではないだろうか?

クリントン元大統領が、12日のDavid Letterman Show (人気のナイトショー)に出演していました。ここでもウオールストリート占拠のことが話題になりました。この30年で確かに貧富の差が大きくなったことは問題だ。ティーパーティ運動や60年代の運動との比較もしていた。ユーモアたっぷりの話の中には、彼が心臓手術も体重問題もあるので、最近は完全なベジタリアンになったという話もでました。

Occupy Wall Street は、まだまだ実際的な社会運動にはなっていないとは言え、これからどんな風に展開してくのか注目したいと思っています。

日本にもヨーロッパにも、影響があるのではないかとも思っています。

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2011.06.23

避難所訪問。こんな良い人たちを、こんなにしておいてはいけない。

被災地では、避難所も回ってみました。

でも、いったい個人で伺ってもいいものなのか、どうか?

邪魔にならないかなど、いろいろ考えましたが、インターネットで支援物資の必要なもののリストがのっているサイトhttp://fumbaro.org/がみつかり、電話をしてみて実際になにが必要なのかを確認してから伺うことにしました。必要な物資のリストが細かく載っています。男子用下着とかティッシュとかは分かるけど、ギンガムチェックのドレス一着とか、アディダス23cm一足とか、なかなか細かいのが、とても現実的で、しかも、なにか暖かい感じまで受けます。

「いえいえ、我々はそんなに必要ではないですよ。」みたいなトーン。「でも、折角ならばなにか必要になっているものを少しでもお持ちしたいと思っております」 「じゃあ、ミネラルウオーターとコーヒーシュガーでも、すこしでも。」

謙虚なのか遠慮なのか、良くわからないけど、まあ、とにかくいい人という感じが電話だけでもにじみ出ている。

他の所でも、「じゃあ、お言葉に甘えて外履きのサンダルでも、数足頂けますか。」みたいな謙虚さ。

こうなると出来るだけ持って行こうと、土地勘もないし、方向音痴だけど、スーパーなどを探して出来るだけ持って行った。

最初の避難所は、若林地区の六郷中学校の体育館。大きな体育館に約200名の人が畳2帖に一人くらいで住んでいます。

優しい強さのある組合長の相澤さん。

3ヶ月経ったのに、きちんと整頓されていて、清潔。さすが、日本人だとちょっと誇りに思った。他の国でみた避難所というかレフジーの場所はこんなに綺麗にしていないし、団結もしていなかった。ここのリーダーは、農業組合長の相澤さん。「物資を皆に渡しているところをどうやって写真に移しますか?」意味が分からずいたら、どうも、写真を移す為に来る方が結構いるらしい。僕らの前に来たのは、なにかソックスの組合かなにかで、ソックスを一人一人に渡すのを写真にとりたいとか、、、。全くあきれる奴らだ!こういう人には、頭に来る。

いろいろお話を伺たいのですが、お忙しいでしょうからと言うと、「まあ、家にでも上がってください」お家といっても畳3帖くらいのところに家族の方がごろ寝しているところ。早速お邪魔した。話をするとするほど、本当に言い方という感じ。この日は地震からちょうど3ヶ月ということで合同葬儀みたいな儀式があるということだったのに、いろいろ話てくれた。

三本塚という農家の方々がほとんど全員ここに避難しているそうだ。だからだろうか、体育館にはTVでみるような段ボールでのしきりもなく、壇上に立つと全員が見える状態だ。仮設住宅に入る場合は、抽選のようですが、それでは、コミュニティが壊れるのでは?

「まったくそうです。そうなると心の問題が大きくなります。皆で生きて来たのですから。」「これからの生活のプランは全くたてられない状態です。でも、皆様に助けられて、本当に有難いです。」

ウーン、そういうことだろうか、日本は、世界2位か3位の経済国とか言っているけど、こんなことではいけないのでは。この人たちには全くの責任がないのに。被災者の方々が有り難うと言っているのが、本気なので、こちらが恥ずかしくなってくる。

「これからは、癒しのプレゼントが嬉しいと思います。」塩害が酷くって、農業をするためには大変な作業になりそうだ。

これからの暑さにどうやって対処して行くのだろうか?3ヶ月たっても、全く生活のプランも建てられない状態だ。

いったい僕たちには何が出来るだろうか?

次に、石巻の湊小学校に行った。こちらには、220人くらいの方が小学校校舎全部を使って住んでいる。自衛隊が体育館で炊飯をしていて、近所に避難している人も含めて食事を供給している。外人のボランティアも入っている。テントの大浴場も、ある個人から寄付で出来ていた。津波につかって使えなかった所を、最初はアメリカ軍がきて、その後に自衛隊がきて使えるようにしてくれた、というのは、事務局の高橋さん。この方も、いろんな話をしてくれました。この石巻で生まれ、この小学校を出て、ここで生活してきた高橋さん。東京や仙台に子供がいらっしゃるそうですが、やはり石巻が大好き。ここ以外で生きて行くのは考えられないと仰っていた。避難所にいる多くの方たちは、高年齢者だ。

いろいろ話をしてくれる高橋さん。後ろの二人とテーブルは、病院の仮出張所。

至る所に「有り難う」とある。この人たちは、本当にいい人たちだ。

石巻港は、異様な匂いで包まれていた。魚が腐っているような匂いに、なにかケミカルの感じと、火事の後のような、そして湿気の匂いが混じったような。湊も街も崩壊状態。これから、いったいどうするんだろう?

女川港や、そのもっと北にある雄勝湾なども見て来た。道路はなんとか綺麗になっているものの、場所によっては、3ヶ月前とほとんど変わっていない状態だ。

この人たちや、この場所のことを、政府や、メディアは本気には考えていないだろうなあということを実感した。きっと適当な援助金と、仮設住宅で、終わってしまうのではないだろうか?あとは自分たちで、という具合になってしまうのでは?

東京に帰って、感じている事は、「この人たちのことを日本は忘れてしまうんじゃないか」「東北の東沿岸のことは、多くは忘れられるのではないか」という危惧です。

日本経済のど真中でにはいない、我慢強い、とても真面目な良い人たちのことを、この国は忘れてしまうんのでは無いだろうか?忘れてしまいたいと、どこかで思っているのではないか?

良い人たちという、とてつもない単純な言葉でしか、表現できないほどの真実がそこにあると、感じた。

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2011.05.19

ウィーンに向っているオーストリア航空の中で。

オーストリア航空に始めて乗った。ウィーンに向かっている。

今回のヨーロッパはウィーンとバーゼルでワークショップだ。

ウィーンには、40年ぶり。覚えているのは 映画「第三の男」で有名な観覧車とウイーンナ・シュニツエルくらいだ。

それにしても、国際便って、飛行機に入った瞬間にすでにその国に入った感じになる。

今回も成田の登場ゲートまでは日本だったのに、入った途端にオースリアな気分。

まず機内の色具合が違う。この色彩感覚はなんだろうってびっくり。フライトアテンダントは鮮やかな赤。いや紅色と言うべきかな。でも中国の赤とも違う色彩だ。ストッキングも靴まで紅。シートは不思議な緑、ヘッドカバーはぐんじゅ色と紅色と白。たしかにタイ航空ではタイらしい色具合だし、ブリティッシュエアーでは英国らしいいろどりだ。

こういう感覚の違いは嬉しい。世界中どこに行っても、スタバとマクドナルドでは嫌になってしまう。ぜひ、残しておきたい、この感覚のちがい。そして食や価値の違い。

NYのJFK空港で、フランスの時期大統領と言われていたドミニク・ストロスカーン国際通貨基金理事が逮捕された。エアーフランス機が出発する直前に機内での逮捕だったらしい。ホテルの客室係に性的暴行を加えようとしたということだ。彼としては、もうすでにフランスにいた気分だったに違いない。

以前、ミッテラン大統領が、隠し子がいるという報道があった時に、「たしかにいるけど、それがどうした?それは私のプライベートな事だ。」と言ってのけたらしい。クリントン大統領がセクシャルスキャンダルで問題になっていた時にも、フランス人の多くはクリントンは生命力があるので良いんじゃないか、なぜプライベートなことでアメリカは騒ぐんだろうという反応だったようだ。

今回の事件の事実は分からないけれど、アメリアのメディアがストロスカーン氏が手錠をはめられている画像を使っているのはどうかなあと思う。有罪とはっきり決まるまでは、まだ容疑者なんだから。これで彼がフランス大統領になる可能性はほとんど無くなったようだ。

この事件が、もし東京で起きていたら、日本の警察はどう対処していただろうか?日本のメディアはどう反応していただろうか?

アメリカのちょっと行き過ぎの自信もすごいけど、全てがアメリカナイズしてしまうことに対しては、僕は反対だ。良いところだけ学ぶと良い、ほかは全く 真似る必要がないと思う。

ニュースがすべてエンターテイメントになってしまった事なんかは学ぶ必要がなかったなあ。このことに関しては言いたいことが沢山あるので、またいつか。

それにしても、今回の事件にたいしてフランス人はどういう反応をしめすだろうか?自国の次期大統領候補をアメリカで逮捕されて。

でも、今の僕の頭の中は、ウィーンでのワークショップと、ザッハトルテとアップル・シュトールデルでほとんどいっぱいだ。

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